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研太×和樹
本文 S


「じゃあ、またあとで」

と言ってかっしゃんと別れた。


オレは急いで家に帰り、体操服の上だけをティーシャツに着替えると、すぐに家を出た。

今日も川に行く。

時間はだいぶおそくなっていた。

全速力でチャリをこぐ、あんなことをした後だからか?テンションが妙に上がっているような気がする。

川にはすぐに着いた。

かっしゃんはまだ来てないみたいだ。チャリがない。

「おそかったじゃん」

と先に来ていたみんなから言われた。

時刻は、もう夕方の5時になろうとしているらしい。

今から川に入るとなると水が冷たくて少し寒いかな....

皆は、川から上がり日なたに集まっていり。
その輪の中にオレも混ざる。

「何でこんなに来るのおそかったんだよ?」

と聞かれるのに対し

「別になにも」

と答える。

すると...

「かっしゃんも一緒だったんだろ?」

「まぁそうだけど...」

「という事は二人きりだったてわけだ?」

「何ナニ二人きり?怪しいね」

「ホント、ナニしてたんだか」

と各々が好き勝手言いはじめる。

もちろん冗談なのだろうが、オレにとてっはちょっと嬉しい。


そんなことをい思っていると

「おそくなった!!」

という、声と共にかっしゃんが現れた。

「今ごろかよ?」

「もう寒くて入れねぇぞ」

とチャリを止めてこっちに小走りで近づいてくるかっしゃんに皆が声をかける。
それにかっしゃんは

「大丈夫、大丈夫まだ入れる」

と言って

「研太一緒に飛ぼうぜ?」

とオレを誘う。

(前にも言ったが"飛ぶ"というのは、橋から下の川に飛び込むことをいう)

「いいよ」

と、かっしゃんの後を着いて行く。

「絶対寒い」

「やめとけって」

と後ろから皆が言う。

「大丈夫大丈夫!せっかく来たんだから一回くらい飛ばないと」

なぁ、研太とふられて

「あたり前」

と返す。


せぇぇの!

と掛け声を出し合い橋から飛ぶ。


"ザバァ"


川の水はやっぱり冷たかった。

オレはかっしゃんと

「「さみぃ」」

と叫んだ。

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あきゅろす。
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