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非日常スパイラル

しばらく歩いてみても人気がない。


まぁ、時間帯からして事業中だから当たり前なんだけどね。
いるとしたら、不良とかサボりぐらいかな?



「―っ……!」



「………」



「?なんだろ……?」


不意に聞こえてきた音に、足を止め首を捻る。この時間帯にここにいるってことはサボりか……ケンカって訳じゃなさそうだし。
少し疑問に思って声がしたほうに近寄ってみる。




「・・・どうしても・・・僕、あなたのことが好きなんです!」



「断る・・・」



「・・・セフレでもいいです!僕を・・」
近くで声が聞こえたので、つい茂みに隠れてしまった。




(うっわー告ってるよー……。入学早々見れるとは。それにしても………)




理事長室に行くことをすっかり忘れて、聞き耳を立てる。
なぜなら、告られている方の声をどこかで聞いた気がするのだ。
どこだったか・・・。




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あきゅろす。
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