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非日常スパイラル


そんなこんなで、只今理事長室に向かっている、俺とリュウであります。




あんな道ばたの途中で、いつまでも抱き合ってられないし・・・


それにほら、抱き合ってるところチワワを見られて、騒がれちゃったら、転入早々、制裁されちゃうからねっ!



「レオ聞いてる?」



「ふぇ?な、なに!?」
「聞いてなかったんだな・・」

「すみません」



軽くスリップしてた俺は、笑顔が怖いリュウに謝る。


「確かに、スリップしていいが、場所考えような。ここ外だし・・・まぁ、見られてもいいなら、別にいいんだけど

「何の羞恥プレイだっ!」
「冗談だから、そんなムキになんな」
「うー・・・」
人のことおちょくるなんて、リュウも人が悪すぎ!


まぁ、リュウはここら辺の族NO.1『氷華』の総長だから、文句なしに、喧嘩は強いし、確か生徒会長だから、頭もいい。
それに、なんたって・・・


バシっっ!
「いっ!」
「スリップすんなっ」



本日二度目のリュウからのツッコミ。


それにしても、叩くの、もう少し優しくしてほしいなぁ。

そんなことを思いながら、ジンジンする頭をさする……



「それに、理事長室ついたぞ」
「えぇぇえっ!!早っ!?いつの間に」




「レオが、意識とばしてる間にだな・・・」


俺どんだけ、意識とばしてたんだよ……



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