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ツナ誕2010!
10月12日





哲が珍しく仕事放棄をした


噛み殺しては置いたが、他に綱吉の欲しいものが分かる奴はいない





「おっすヒバリ」



赤ん坊が窓から入ってきた



「やぁ、赤ん坊」



赤ん坊はソファに座り、僕はコーヒーを出した



「気が利くじゃねぇーか」

「まぁね」



「それはそうとヒバリ、相当悩んでるみたいだな」

「ワォ。すべてお見通しってわけかい」



苦笑する



赤ん坊は一口コーヒーを飲むとふぅ・・っとため息をついた




「ツナの一番欲しいものはいえねぇが、ヒバリ、お前はお前が一番綱吉にあげたいものをあげろ

 絶対喜ぶぞ」



悪巧みしたようににやりと笑うのが少し気に食わなかったが、赤ん坊には説得力がある

僕が一番綱吉にあげたいものを考えた




「ふん、まぁ気持ち次第だな。あぁヒバリ、明日は俺のバースデーだからな、忘れるなよ」



そう言って窓際にジャンプする



「うん、わかってるさ」

「じゃぁなヒバリ」

「またね、赤ん坊」






赤ん坊と別れた後、僕はデパートに向かった





群れは嫌いだが、綱吉のために頑張るしかない












色んな店を回り、ふと、雑貨屋に目が入った



綱吉に似合いそうなアクセサリーがたくさんあった





シルバーのハート型のネックレス








それは真ん中でぱかりと分けられていて

くっつけるとハート型になるやつだ




分けられたものを互いに身に着けていれば、一生一緒に居られるというおまじないがついている







僕はそういうのに興味は無かったが、綱吉がこれをつけてるところを想像すると・・・うん、かわいい








迷わずそれを手にした




会計場所へ行くと店員が



「今ならネックレスの裏に2文字まで文字が彫れますが、どうしますか?」



と言ってきた



少し考えてから頷きいれてもらう文字を店員に言った



「かしこまりました。今日はもう閉店時間ですので明日取りに来てもらっても宜しいでしょうか?」

「構わないよ」

「ありがとうございます。お会計――・・・」










これで綱吉のプレゼントは買えた


あとは赤ん坊のプレゼントだね








赤ん坊は適当なコーヒーの豆をあげればいいだろう






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あきゅろす。
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