なんでなんだろうね
何も知らない者
「「いってらっしゃいませ、綱吉様」」
「あ、はは・・いってきまーす」
いまだにメイドや執事になれない綱吉は苦笑いしながら家を出た
「リボーン?」
先ほどまでいたリボーンがいない
どこかで寄り道しているだろうと考え、気にせず学校へ向かった
「あっ!20代目!」
聞きなれた声が後ろから聞こえた
振り向くと獄寺が手を振りながらこちらへ走っている
「おはようございます!20代目!」
「おはよう獄寺くん、朝から元気だね」
綱吉はにっこりと獄寺に笑いかけた
獄寺も少し顔を染めながら笑った
「今日リボーンさんはいないんですね」
「うん、そうだよ。どっかいっちゃった」
(ここでも知り合いなのか)
やはりこちらでもリボーンが仕掛けて獄寺を転校させたらしい
獄寺と他愛もない話をしながら門を通り抜ける
その姿を応接室から何者かが見ていたことに綱吉は気づかなかった
「久しぶりだな、雲雀」
くいっと帽子をあげ、にやりとその人物に笑いかけた
応接室には2人の人物がいた
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