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なんでなんだろうね
伝わることの無いこの思い





なんてことだ・・・









俺は今、鏡の前でにらめっこをしている





絶望的だよ。これ


生まれ変わっていい髪を手に入れたのに





なんで跳ね上がる!?






くそっ!雨は嫌いだ!!








女の子の気持ちが痛いほど良く分かるよ。うん





その後もなんとか頑張って髪の毛をセットし、部屋でごろごろ過ごした





ピロピロピロ


携帯がなった



メールだ!


携帯をあけると、『雲雀さん』と書かれた文字が1件





俺は雲雀さんのメアドをゲットし、雲雀さんの相談をメールでも聞くことになったのだ




あれから告白できたのかぁー・・


ボタンを押してメールを開く



『告白した。』



ワォ・・!


やっとか雲雀さん!!

俺がどんだけ背中を押しても告白しなかったのに・・よくやったよ



『良かったですね

 それで返事は?

 付き合うことになりましたか?』



と、返信した

するとメールはすぐに返ってきた



『うん。恋人になったよ』



喜ぶ雲雀さんの姿が目に浮かぶ

俺も喜び、微笑みながらメールを返した



『おめでとうございます!

 これからも何か相談があれば受け付けますので!

 それでは!』



送信ボタンを押し終えたとき、頬に暖かく、しょっぱいものが垂れた



「あれ・・・?」



なんでだろう

涙が止まらない


失恋なんてとうの昔に終わったのに



今更泣くなんておかしいよね・・



俺は雲雀さんへの思いは忘れたつもりだったのに、どうして忘れられないんだろう

俺は俺であって綱吉ではないのに







そんなの関係ない―?


嫌だ嫌




痛いの。嫌だ


悲しむは嫌


痛いの。辛いの





はっ・・


女々しいやつめ





結局自分が傷つきたくないだけ・・






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あきゅろす。
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