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暗いところから
月の下で





勢いよく、上に向かった飛んだ


空中戦ならこっちが有利だ



「貴様、何者だ」



体勢を整えたところで、そいつに話しかけた


暗くてよく見えないが―笑っていた

不気味に・・クスクスと


笑っているだけで返事はしてこない



ちょっとムカついたから攻撃を仕掛けようとした









っ!!上からの攻撃っ!?





先に攻撃を仕掛けられていた

鋭くとがった光るものが大量に落ちてくる



(これは何だ・・・?)



ひんやりしていた空気がさらり冷たくなる


落ちてくるものを避けながら何なのかを見る



(・・・氷?)



それは鋭いナイフでも、刃物でもなかった




 ただの氷




だが、その鋭くとがった先を受ければナイフと同じ傷を負うだろう


いまだに落ちてくる氷を避けながら、そいつに近づいた




そいつもこの一発で終わらせようとしていたのか

ポケットからナイフを取り出した



右拳の炎の炎圧をあげる










思いっきり腹に拳を入れた



しかしそこには誰もいなかった







幻覚ではない






俺が幻覚にかかるはずはない






そいつは俺の後ろにいた



ナイフが俺を襲う





(刺さるっ!)





死を覚悟したその時








―パァーン!




銃声が聞こえた


勢いで塞いでいた目を恐る恐る見開く




弾はナイフに当たったらしい

ナイフから煙がでている




銃声のほうを見ると、アルコバレーノ、リボーンが立っていた



「リボーン・・・」

「ったくダメツナが」



リボーンは大きなため息をつき、こちらに近づいてくる

銃をそいつに向けながら



「てめぇ、何モンだ。よくも俺達のボスを殺そうとしたな」



殺気。リボーンからものすごい量の殺気が出ている


さすがリボーンというべきか。押しつぶされそうだ



「やっぱり、あの子がボンゴレ10代目ボスだったのね」



大人びた話し方でふふっと笑う

月明かりに照らされてそいつの顔がはっきり見えた



「私は・・・いえ・・・」



そいつはフッと目を瞑り、そして目を開けた

雰囲気がガラリと変わった



「僕はユリィ・ペッロ」



いつの間にか、その子の左目には眼帯がしてあった

































「ボンゴレ1世・・・ジョットに僕は会いに来た」






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