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暗いところから
夜の道で





夜の外はひんやりとしていて寒い



真っ暗な道をただひたすら歩き進める



ある角を曲がろうとしたとき




それは聞こえた










骨が折れるような鈍い音







べちゃべちゃと血がはねる音

















俺はぞくぞくした


あれがきっと噂の死神



気配を消して覗く




数人横たわっている人らしきもの




そしてそのすぐ近くに小学生くらいの子がいた






髪は金色に光っている






後姿だったため顔が見えない




姿からすると女の子っぽい見た目だ




あんな小さな体で原形をとどめないくらいぐちゃぐちゃにできるなんてすごい





息を飲み込む









すると、気配を消していたのにも関わらず少女?はこちらを振り返った


綺麗なオッドアイ。ブルーと血に塗られた色





鋭い殺気が俺を動かなくした




やばい




そう思った瞬間、少女はそこから姿を消した


殺気はまだあるから近くに入る







目の前にでっかく少女の顔があった




逃げろと直感が言う




そうとうやばい相手だという事






お腹にけりが入る



俺は蹴りを交わして後ろへ下がった





安心したのもつかの間、すぐに攻撃が来た



動きは早い。それにキレがいい






今の俺ではやられる






今の俺では・・・な












俺はグローブを一瞬の隙につけ、炎を灯した






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あきゅろす。
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