暗いところから
血の道を
ドカッ
バキッ
グシャッ
痛々しい音が夜の町に響く
チカチカ光る蛍光灯
蛍光灯の近くに写る影は奇妙な形をしていた
骨を何本か折られ人間という形を保っていない影だ
その光に写る人間の顔はもうぐしゃぐしゃに原型をとどめていなかった
そして倒れてる人間を踏み台にしてたっている人間が1人
片目は青く、片目は血に染まっていた
『Dado...(死ね)』
そう呟く少年は少年というより少女だった
血の道を歩く 『死神』....
彼はそう呼ばれている
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