どんな姿でも
恋と自惚れと鈍感ちゃん
何の接点もない俺と雲雀さん
一方的な片思い
話しかけられたことも無ければ噛み殺されたことも無い
一目惚れって乙女ですよね
実際のところ男なのに女装している俺は乙女なのかオカマなのか・・・
オカマにはなりたくないな
「ツナちゃんって髪伸びた?」
にっこり笑って俺の髪を触っているのは京子ちゃん
かわいくて学校のマドンナで、俺の憧れの人
「そうかなぁ?」
俺の髪は腰より少し上のところまで伸びている
外は男でも中身は女みたいな感じな俺なんで・・・
髪を伸ばしてかわいくなりたいとか思ってる
「ツナちゃんって好きな人できたの??」
「えっ?」
「好きな人ができると女の子はかわいくになるんだよ」
俺、男ですけど
うわぁ/////
こんな風に恋バナするんだぁ///
俺は頬を染めながら頷き、答えた
「好きな人・・・いる///」
「「「「えぇぇぇええええええええええええ!!?」」」」
「!?」
俺が答えたと同時にクラス皆が叫んだ
突然叫ばれて驚きを隠せずに、目をぎょっと見開いた
そしてクラスの皆が俺の周りに集まってきた
「好きな人って誰!?」
「まっ、まさか獄寺くん?」
「それか山本か!?」
「えっ、えぇっ?」
一気に質問され、答えられずに「えっえっ」を連呼している
「おいてめぇら沢田さんが困ってるだろーが!」
「ははっ皆ツナの好きな人気になるのな」
山本と獄寺くんが割り込んでくれたおかげで助かった
「ありがとう獄寺くん、山本」
ほっと安心したように笑った
クラスの全員の顔はりんご色
(風邪でも流行ってるのかな?)
とのんきに考えている綱吉だった
「(ツナの好きな人は俺に決まってるのな!)」
「(沢田さんが俺に向かって笑顔を・・・///)」
なんとも自惚れな2人だった
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