貴方と過ごした時間は忘れません
進級
今日から2年生だ
ハルとも同じクラスになれた
「進級おめでとう」
「ありがとうございます」
進級祝いのモンブランがでる
おいしいくぺろりとたいらげる
「そういえば、ヒバリさんって何年生なんですか?」
「さぁ?」
「さぁって・・・何年ここにいるんですか?」
「そんなの覚えてないね」
覚えてないほどここにいたのかよ
でも、俺が卒業するまで一緒にいられるってことだよな
嬉しいな
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今年もまたあの子といられる
僕はあの子が好き
進級祝いとして
そろそろ名前を呼んであげようか
「ねぇ綱吉」
「ひゃい!?」
顔を真っ赤にして・・・
かわいい
「風邪、引かないでよね」
頭を撫でる
撫でられるの好きらしい
えへへーとわらった
「ヒバリさん」
「何?」
「一緒に帰りませんか?」
「うん」
綱吉からのお誘い
断ることはできないし、しない
桜の咲く並木道を通る
初めて綱吉とあった場所だ
今思うとあの時から好きになっていたんだと思う
まさか返してくれるとは思っていなかったから
人から怯えられて、僕が話しかけても離れていく
僕は寂しがりやだから
君に出会えてよかったと思う
君から離れることはできないんだよ
僕は。
だから綱吉
僕を好きになって?
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