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技術都市 ユーリ&アスベル視点
〜〜〜アスベル〜〜〜
どうすればいいのだろうか。
「行くか、アスベル、」
「あ、ああ」
なんと答えて良いのかが分からなくなる。
なんとなくかえしたけれど。
「…たしか真っ直ぐ…ユーリ?」ユーリがずっと俯いて歩いているのに気がつき、俺は横から顔をのぞいていた。
「ユーリ?」
「あ、ああ、悪ぃな。これが気になったもんで。」
ユーリが手に持っていたものを上げる。
それは、さっきアルフェイドが渡した鍵だった。
「これがどうかしたのか?」
「このネームプレート、「Feito」って書いてあるからさ、」
ああ、なるほど。
アルフェイドの研究所の鍵のはずなのに、ネームプレートはFeitoって書いてあるからか。
少しだけ、ユーリと話せたし、気まずい感じにならずによかったと、アスベルは安否していると、
微かだが、歌声が聞こえた。
「…アスベル、あれ、見ろよ。」ユーリが指した先には、紅い瞳を真っ直ぐに向けている少女が立っていた。

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