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お遊び部屋
血と涙 〜Hiei's scenario〜




「…っ…飛……影っ」


初めてお前が乱れ切った様を見る…
熱に浮かされた身体を更に追い詰めたい衝動を抑える為、名を呼んだ―…


「…蔵馬…」



〜血と涙〜



「飛…影…っ」


必死で俺の呼び掛けに応えようとする蔵馬に、さらに煽られる。
そんな俺の状態等、今の蔵馬には見えていないだろうが。


何も受け入れた事の無い蔵馬の蕾を慣らしてやる。
ゆっくり…ゆっくりと…
欲のまま貫いて、傷付けたくは無かった。

その代わり、逃がし様の無い欲を口付けに代えて蔵馬に与えた。


「…ふっ…んっ…」


蕾への刺激と口付けで、もう気が回らないのだろう。
蔵馬の口元から唾液が流れた。
生理的な涙と共に。

その様子が、蔵馬の表情が、あまりにも扇情的で。
奥へと進むのを待ってやった己自身を深く蔵馬に受け入れさせた。


「…あぁ…っ」


一際高い蔵馬の声が上がる。
それが心地よく俺の耳を抜けた。


ふと、血の匂い感じた。
嗅ぎ慣れた妖怪共の汚い匂いではない、それ―…

あぁ、と理解して己が貫いた蔵馬の蕾をなぞる。
俺の見解通り、なぞった指に血が付いていた。


「まるで破瓜…処女みたいだな、蔵馬。」


俺の言葉に瞑っていた目を開けた蔵馬に見える様、指に付いた血を舐め取った。


「…っ」


その瞬間、蔵馬は目を見開いて身体を小さく反応させた。


―可愛い奴―…

こんな事も、お前にとって刺激になるのか…
そしてお前のそんな反応に、また煽られる俺が居る。

お互い様だな―…


今まで闘いによって傷付き血を流す蔵馬を見て、苛立ちを抑える事が出来なかった。
だが…
こういう事なら、悪くない―…


「…飛…影…?」


動きを止めて蔵馬を見詰めていた俺に、蔵馬が声を掛ける。
過ぎる刺激に生理的な涙を流し、身体を震わせ、何かを請う様に俺を見詰める翠の瞳―…

“催促”


その意味に、例え様の無い喜びと、増々の支配欲が溢れ出す。


「…催促か…?ヤラしい奴―…」


低い声で蔵馬の耳元で囁いて、再び蔵馬を追い詰め始めた。

蔵馬の“違う”という台詞は、言葉にならず、喘ぎに変わる。


何故か甘く感じた血の味。
今度は俺に縋り付きながら流す涙の味を確かめるべく、再び蔵馬に口付けを落とした―…




(END)




●オマケ

蔵馬(以下:蔵)
「…ちょっ…コレ何なんですかっ…飛影…!」
(↑顔真っ紅デス)

飛影(以下:飛)
「テーマ通りだろうが。」
(↑顔に“満足”と書いてあります。)

管理人(以下:管)
「………」
(感動し過ぎて言葉が出ません。その代わり鼻血だけは出ております;汚)

蔵 「しっ…しかも“催促”なんて…!」

飛 「フン。感謝して貰いたい位だ。短く済ませてやっただろうが。」

蔵 「〜〜〜〜〜〜っ」

管 「あ、“子供”って言われたお返しか。納得。」
(にしても飛影、万倍返しだな…ご馳走様でした:拝)



★あとがき★
ハイ、Kurama's scenarioで“子供”と言われた飛影のお返しでした。
若干キャラ崩壊してない…?大丈夫かな…;汗
そして卑猥な内容だと知らずにお読み下さった方、申し訳有りません(土下座)
これ、一応、“夢と契りと愛と…”に書きました結ばれシーンの裏シーン一部抜粋…と言う事で(笑)
あ、多少リンクしない箇所があるかもですが。。。
お読み下さって有難うございました^^本当に!

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あきゅろす。
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