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お遊び部屋
eye to eyeの裏話


「…おい…もう人前で妖狐に成るのは止めろ。」

鋭い視線を蔵馬に送りながら、急に飛影が口を開いた。


「…どういう事です?」

意味が分からない、と言う様に怪訝な顔で蔵馬は問う。


飛影は呆れた様に小さく溜め息を吐いた。


「…分かっていないのか?お前…妖狐に成る瞬間、全裸に成ってるぞ。」

「え゛…嘘…でしょう…?」


蔵馬は余程心外なのか、目を見開いて固まっている。
その様子を見て、飛影はまた溜め息を吐いた。


「暗黒武術会の時は、裏浦島の煙や鴉の爆弾による砂埃で紛れて見えなかったが…入魔洞窟で妖狐に成った時にはハッキリ見えた。幽助は死んでいたし桑原は妖狐に成った事にさえ気付いてなかったが…」

「…?」

「…仙水がニヤッとした…」

「…!!」


蔵馬は額に手を当てて、顔を俯かせた。
“参った”と言う様に。
少し落ち込んでいる様にも見えて、飛影は三度目の溜め息を吐きながら、手を蔵馬の頭に置いた。


「…まぁ、仙水はもう死んだ事だし、許してやらん事も無い。」


ポンポンと、蔵馬の頭の上で飛影の手が踊る。
その飛影の手を握って、蔵馬が顔を上げた。

飛影の予想に反して、蔵馬は笑みを浮かべている。
その笑みは妖艶なもので。


「…貴方は…?どう思ったんです…?」


―この狐め―…

小憎たらしい奴…
そう頬に書いてある様な表情で飛影は蔵馬を一睨みした。


「あの様な状況で何か思うか、馬鹿が。」


クスクス笑う狐と、その狐をどう懲らしめるか考える天の邪鬼の、死闘後の穏やかな一時であった―…



(END)



●オマケ

蔵馬(以下:蔵)
「…オレ、何とかムーンじゃあるまいし!妖狐に成る時全裸になんて成ってないですよ!!何このセンスの欠片も無い脚本は!!」
(↑大分お怒りです)

飛影(以下:飛)
「…フン。」
(↑ちょっとだけ何だか楽しかった人)

管理人(以下:管)
「フフフ…妖狐変身ネタ!一度やりたかった♪イェイ♪」
(↑独りスウィーティーの前で呟いております)

諸事情による田舎暮らし一ヶ月を乗り越えた自分へのご褒美として、下らないネタを脚本にして二人に送り付けた管理人であった。

蔵 「…管理人…オレを怒らせた罪は重い…!」
(↑出た〜名台詞☆)

飛 「前回の恨みもあるしな、俺が殺ってもいい…」
(前回の恨みとは、お遊び部屋“田舎便り”をご覧下さい*)

管 「…二人して怒りっぽい。」
(反省はしません)

変な郵便物には気を付けようと再度心に決めた管理人であった。

ちなみに…
入魔洞窟でのその他の登場人物は…
御手洗クンは霊力がそこまで強くない為、蔵馬の全裸は見れず。
樹さんは仙水さんに夢中で見ておらず。
コエンマさんは…フフフ……



★あとがき★
ハイ、失礼致しました。。。
思い付いちゃったら楽しくなっちゃって、この部屋の名前らしく満喫致しました(笑)
仙水さんを変態さんにしちゃいました^^;
ファンの方ごめんなさい(謝罪)
蔵馬の変身シーンを超スローモーションで見てみたいものです(アホ)
ではでは、大変失礼致しました。
お付き合い下さった方、有難うございました^^

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あきゅろす。
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