[携帯モード] [URL送信]

Evidence
.


「さて、寝るか。」
寝る準備もして、デイダラは電気を消す。

暗くなった途端、疲れのせいかすぐに眠りに落ちた。



――浮かび上がる義理父の顔。
『見つけたぞ美里。この前は逃げやがって。』

後ろを振り向くと兄の顔。

『お前はオレたちからは逃げられねぇんだよ。』
兄はそう言ってクナイを舐める。
人を殺すときの兄の癖。

『や・・・めてよ・・・お兄ちゃん!』

すると兄はあたしを目掛けてクナイを投げてきた。


「嫌だ!!」

叫んで目が覚めた。
どうしてこんなリアルな夢を見たんだろう。
まるで、これから起こる出来事のような夢。


「どうしたんだ?うん。」
今の声でデイダラは起きてしまったらしい。

「あ、なんでもない。」

「そうか?ならいいか、うん。」

そしてあたしはまた目を閉じ眠りについた。
明日も早いのだから。

[*前へ][次へ#]

2/7ページ

[戻る]


あきゅろす。
無料HPエムペ!