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幸運で掴む勝利なんか
2


俺は今日から通う学校に着いた。
そして、靴を履き替えて職員室へ向かう。
一応挨拶は肝心だし、な?

『それにしても…うるせぇ学校…』

俺は小さな声で呟く。
そんなこんなで職員室に着いた。

ガラガラガラ

『失礼しまーす。今日からこの学校に通う事になった高城慶輔ですが…折原先生は…』
「ん?あぁ、お前が高城か」
『はい、宜しくお願いします』
「(礼儀正しい奴だな、南樹とは大違いだな…)」

担任の折原先生を見ながら俺は『早くクラスに行きたい…』等と思っていた。

「…よし、もうすぐでSHRが始まるから、行くか」
『あ、はい』

俺は返事をして折原先生の後に続く。
教室に着くまでの間、折原先生は俺にクラスの事を教えてくれていた。
しかし俺は適当に相槌を打ってこれからの事を考えていた。
暫くして教室に着いたらしく、折原先生は振り返り俺に言う。

「高城、呼んだら入ってくるように」
『…あ、はい』

俺は返事をして、少し緊張している自分を落ち着かせる為に深呼吸をした。
それから直ぐに、折原先生に呼ばれ、俺は教室の扉を開けて中に入った。

さっきまでざわざわと煩かった教室が静かになって、俺の緊張が少し高まった。
俺は教卓の隣に立ち、教室全体を見回してから挨拶をした。




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