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短編。
布団シンドローム(ミホーク 甘?)
「ぅ、めっさ寒い...」
朝、目が覚めたら外は白く染まっていた。
「まじかよシッケアール。雪降るのかよ。
聞いてないよ。すげーな。」
まだぬくもりのある布団に再度潜り込もうと
した...はずなんだ。
「...朝から騒がしいな。」
「...え?」
「俺は眠い。もう一度寝るとする。」
「いやいやいや、なぜいる!?ここは私の部屋ですが!?」
「侵入した。」
「そんな堂々と言わなくても...。」
布団から顔だけ出して証言するミホークはまだ目が虚ろで眠そうだ。
「もう一度寝るのだろう?」
「うっ...」
甘い声で袖を引かれるとその気になってしまう。
「はぁ...仕方がないなぁ。」
諦めて布団に身を納めると両腕で抱きしめられる。
「ぬくい。」
「でしょうな。」
たまにはこういうのもありか、と自分に言い聞かせた。しかし、あることが疑問になった。
「ミホーク、もしかして今日召集あるんじゃ...」
「...行きたくない」
「ちょ、前回センゴクさん来いって言ってたじゃん!?いかないとしばかれるよ!?」
「しばかれる前に斬る」
「あぁ...。じゃなくて!!」
センゴクさん、ミホークが来ないのはお前にも責任があるって怒るんだよなぁ...。
「あぁ、抱かれるのが恥ずかしいのか。」
「いや、勝手に解釈するなし。」
「大丈夫だ。優しくするよう努力する。」
「はい!?何盛ってんの!?ちょ...ん、」


再びセンゴクさんに怒られたのは言うまでもない。




シッケアールは雪降ると信じている。

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