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SK長編
彼奴は花を探し始めた
部下が下がったと同時に、愉快そうな笑い声が薄暗い部屋に響く。
「煩いよカロン。」
不機嫌な声にすら可笑しいのか、ククッと笑いを堪えながらながら部屋を灯す人魂が現れた。
「残念だったなぁ、オイ。」
主の不機嫌な様子は珍しいのか、これでもかと言わんばかりに観察する。
煩わしい視線に嫌気が指したのか、主は顔を逸らした。
「逃がさないよ、ペルセフォネ。…いや薫。」
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