◇Novel
◆弥栄霊耀様より1000打御祝＆X'masPresent/青道
｢さみ〜…｣
はっくしょん!!!!
くしゃみをしたのは、一年の沢村だった。
｢でっけーくしゃみ｣
｢誰か噂してんじゃないか？｣
二年の御幸と倉持が何やら嬉しそうな目で見てくる。
青道野球部一同は練習が終わり、グランド整備をしていたところだった。
最近は気温も夜になると急に下がり、手が凍り、体が凍り…
動きづらい。
｢グランド整備終わるぞ!!!｣
監督の合図に答えて、皆は整備を終わった。
一同は着替えて各自分の部屋に戻っていく。
｢なぁ、沢村のとここたつあるんだろ？｣
突然御幸が沢村に問い掛ける。
沢村はうん、と頭を縦に振る。
｢行っていいか？｣
｢え、いいけど…｣
｢だそうですよー純さん｣
え、純さん？
沢村はそう思って御幸の背中が邪魔なので、場所を少し移動して伊佐敷がいると思われるところを見た。
｢そうか!!!じゃあ今日は沢村のとこでトランプだな!!!｣
はい？トランプ？？
沢村は混乱してきた。
どういうことだ？
｢じゃ飯食ったらみんなつれていくからな!!!部屋はキレイにしとけよ!!!!｣
そう言い放って伊佐敷は自分の部屋に戻っていった。
｢な、なんなんスか!!??｣
｢倉持に聞いてみると言い｣
そう言い残して去っていった。
なんか嫌な予感がするんですが…
沢村は自室に戻って倉持に事情を話してみた。
さっきの予感は当たっていたのかもしれない…
｢は?!!うちでするのか!!???｣
｢沢村ちゃんなんでOKしちゃうかな…｣
｢何があるんですか!!!｣
｢馬鹿野郎!!!!｣
そこで倉持の飛び蹴りを食らった沢村。
｢お前御幸の野郎にひっかかってんじゃねーよ!!!!嫌な役引き受けて!!!!｣
｢だ、か、ら!!!何があるんですか!!!!｣
技をかけられつつも質問をやめない。
｢去年は御幸のとこだったからな…日頃の恨みか!!!｣
｢だから!!!何があるんですか!!!｣
｢毎年恒例の冬限定パシリ決定戦だよ!!!｣
パシリ決定戦!!!???
そんなのあるのかよ…
｢ま、引き受けちゃったのは仕方ないよ。さ、片付けようか｣
と片付けだした増子。
｢増子さんはいいスよ。沢村にやらせれば!!!元はと言えば、こいつがもってきたんスから!!!｣
｢でも沢村ちゃんが可哀想｣
｢同情は無用っスよ!!!｣
そう言って、倉持は増子をつれて外に逃げた。
去る際、倉持はまた沢村を睨み、笑顔で出ていった。
これこそまさにパシリじゃん…
｢邪魔するぞー｣
連中を連れてきた伊佐敷は勝手にづかづかとあがっていく。
連れてきた面子は
御幸、結城、クリス、小湊兄弟、丹波、降谷。
｢じゃぁさっそくだけどよ｣
そう言っていつの間にかこたつに入っていた伊佐敷が振り向いた。
｢今年は、大富豪な｣
サラリと言ってトランプをくみだす。
決断力は伊佐敷の長所なり。
｢仕方ないな｣
｢勝負は買った。負けたら奴隷｣
｢ハハハハハ〜。まぁ負けねえけどな｣
｢やるぞ〜｣
皆はこたつを囲んでトランプが配られるのを待った。
一抜けしたのはやっぱり小湊兄貴だった。
次に御幸、クリス、倉持、増子と抜けていく。
現在残ったのは沢村、丹波、伊佐敷、小湊弟、降谷。
｢くそっ!!なんで上がれねえんだよ!!!｣
｢俺も負けられないっす!!｣
意気込む沢村をにらんだ伊佐敷。
迫力満点です。
はい。
そこで、降谷が上がった。
｢上がった…｣
｢やっぱおまえ鬼だわ｣
御幸の言葉にオーラを発する。
｢上がったよ!!｣
小湊弟も上がった。
｢一年に負けてたまるかっ!!!｣
バトルは終盤に持ち込まれた。
｢上がったぞ｣
そけで冷静な結城が上がった。
｢今年は凄い面子が残ったな｣
｢言い出しっぺも残って…｣
｢なんかいったか…？｣
笑みになっていないよ、伊佐敷さん…
｢上がったぞおっ!!!!｣
やっと上がった伊佐敷。
残るは沢村と丹波。
｢丹波さん、ファイト!!!｣
｢丹波さんならできるっす!!!｣
｢またツルツルにしてほしいのかぁ!!??｣
｢いや、もう髪の毛無いから｣
伊佐敷に小湊兄貴がつっこむ。
｢上がったっ!!!｣
あがったのは沢村だった。
｢嘘だろ？丹波さんが負けたなんて…｣
｢厄日だね、今年は…｣
丹波さんはもう言葉を無くしていた。
こうして、冬期パシリは丹波と決まった。
END
メリークリスマス＼(^O^)／
きなこさま("｀д´)ゞ
1000hit祝いとクリスマスが一緒になってすいませんΣ(´Д｀lll)
ギャグのつもりです…
はいつもりです←
全くもって、すいません(´｀）
でゎよい夜を(^O^)／
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霊耀様、素敵なX'masプレゼントありがとうございます!
青道メンバー勢揃いで…(><)
ワガママをありがとうございました(^ω^)
とても楽しませていただきましたー
きなこ
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