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ひとり(turn25after)


 ぼぅ、とした視界に天井へと伸ばした自分の左腕が写る。
 自分は泣いていたらしい。
 頬が涙で濡れていた。
 彼が生きていると錯覚したくなるような、優しくて残酷な夢だった。
 起き上がり、周りを見渡す。
 僅かな家具しかない、自分の部屋。
(ああ、君のいない昨日のままだ…)
 あの日から凍ったままの己れの心そのものであり、彼の形見でもある仮面をそっと抱き締める。
(いつか君のもとにいったとき、さっきみたいに微笑んでくれるよね?)











 そう思えば、たったひとりでも歩いて行ける…






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宇宙の騎士テッカマンブレードED「LONELY HEART」より着想

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あきゅろす。
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