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〜天耀の穹〜
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時は、平安時代
宮廷で暮らす、華族は雅やかに宮廷で桜の宴が催されていた。
突如、怪しい黒雲が天空に拡がり、火の矢が宴場へと降り襲って来たのであった。
火の矢は、屋敷に燃え拡がり…辺り一面は、炎の猛威となり、逃げ惑う人々の悲鳴が響いていた。
屋敷内で琴を奏でいた、紗久宮 鞠乃も火の矢による、火の猛威に立ち竦んでいた。
その時、御付きの爺こと宮従路 崔紘が鞠乃を探しに来たのであった。
『姫〜ご無事でご在ましたか?』
鞠乃:『宮従路…何事なのじゃ!』宮従路:『火の矢が天空から降って来ております!すぐお逃げ下され〜』
鞠乃:『鳳羅宮 様は?ご無事なのか?』爺:『鳳羅宮 様は、火の矢を放っておる、瑰鬼と戦かっております。サッサッ早くお逃げ下され〜』
鞠乃:『なっなんと、鳳羅宮 様…どうか…ご無事で!』
難を逃れた鞠乃は火の手のない屋敷へと向かったのであった。
と、その頃〜瑰鬼(魔物)と戦かっていた鳳羅宮 雅史と、宮中の友、堂苑 琢磨であった。
堂苑:『こやつは魔物、通常の刃物では倒せぬぞ!』
瑰鬼の妖術により、
宮中の家臣も次々と、倒されていったのであった…。
鳳羅宮:『…おのれ〜瑰鬼〜』
と、その時、鳳羅宮の胸元より強烈な光が放った!
瑰鬼は、強い光により玉砕したのであった。
鳳羅宮の胸元より光放つは、先祖よりの家宝…鳳凰玉であった…。
鳳羅宮:『おぉー鳳凰玉に助けられたぞ!』(鳳凰玉とは鳳凰に紫の玉が付いた物)
先祖より魔物から 身を守ると伝えられていた。
鳳羅宮:『瑰鬼が出るとわ、次の魔物が出るやも知れん!』入れ知れぬ胸騒ぎがしたのであった。
鞠乃は、鳳羅宮の安否を祈っていた。
『どうか、鳳羅宮 様を御守り下さい…。』鞠乃の手には、鳳凰紅が握られていたのであった。(鳳凰紅とは鞠乃の先祖よりの家宝。鳳凰に紅色の珠が付いた物)
やがて、次なる魔物が影を忍ばせているとも、知れず鳳羅宮は、鞠乃の元へと向かっていたのであった…。

〜現在〜
『鳳羅宮 様ぁ〜!必ずや来世で、貴方様を探します!必ず、会えると信じて!決して忘れませぬ〜!』
と、奇妙な夢で目覚めたのは…
今年より名門高に、入学する事になった、鳥越 雛乃であった。
雛乃『はぁ〜変な夢見たぁ〜!今日から高校に通うってのに…何なんだったんだろう?あの夢…!』

雛乃の母(鳥越 琴子)『雛ちゃん、早く起きないと入学式遅れるわよ〜!』
雛乃:『は〜い!ママ〜!今、起きる!』
と、雛乃は、母と入学式へと向かった。
〜高校〜
そこは、随一の名門校である、桐柳学園。
門前には、名門だけあって運転手付きの高級車が並んでいた。
雛乃:『うわぁ〜さすが、名門校!金持ちばっかりだわ!』と辺りをキョロキョロしていたら、肩を叩かれた。降り返ると、女の子が立っていた。『私、安西 里菜!今年からこの学園に通う一年生よ!よろしくね!』
雛乃:『はぁ〜よろしく!』
里菜:『分からない事があったら、何でも聞いてね!』
雛乃:『…?』
同じ一年じゃないの?
里菜:『ふふっ!同じ一年なのに…何言ってると思ったでしょ!』
雛乃:げっ図星!
里菜:『私、上級生のお姉ちゃん居るから結構何でも知ってるの!』と、得意げに言った。
雛乃:『何んだ!そうだったんだ!』
里菜:『私、F組だけど…貴方は?って名前何て言うの?』
雛乃:『あっ!ご免なさい。私、鳥越 雛乃!同じF組です!』
里菜:『えっ同じ!良かったぁ〜!仲良くしてね!』
雛乃:『こちらこそ!よろしく〜!』
そこを後ろから雛乃の母:琴子がやって来た。
琴子:『雛ちゃん、もうお友達出来たの?良かったわね!』
雛乃:『あっママ!うん!同じくクラスの安西 里菜さん!』
琴子:『まぁ〜同じクラスなの?雛乃の母です。雛乃と仲良くしてやってね!』
里菜:『はい!もう友達ですから!』
琴子:『あらっ!佐久間さんだわ!』
雛乃:『えっ!優香も同じ学園なの?』
佐久間 優香は、幼稚園からの親友だった。
小学校まで一緒だったが、父親の仕事の関係でフランスに行っていたのであった。
雛乃:『優〜!』と、叫んだ!
優香:『雛〜!久しぶり!』
雛乃:『いつ日本に帰って来たの?同じ学園だったんだね!』
優香:『うん!そうなんだよ!一年前に帰国したんだけど、親戚が亡くなったり、家の中バタバタしちゃって!』
雛乃:『そっか!大変だったんだね!でも同じ学園で嬉しいよ!』
そこへ里菜が割り込んで来た!
里菜『何!何!雛の友達?』
雛乃:『あっ!同じクラスの安西 里菜さんだよ!』
里菜:『初めまして!よろしく〜!この学園の事なら何でも聞いてね!』
優香:『初めまして!佐久間 優香です!』
里菜:『は〜い!優はどこのクラスなの?』
優香:『あっ!私…確か〜F組だったと思うよ!』
里菜:『同じクラスだね♪』
優香:『えっ!ほんと♪嬉しい♪』
雛乃:『すご〜い♪同じクラスなんだ♪明日から楽しみ♪』
入学式も無事終わり
雛乃は琴子と家路に帰った。…続く



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あきゅろす。
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