[携帯モード] [URL送信]


夜更け
利用しても構わないと彼はニヒルに笑いながら私に言った

お酒も入っている、冗談半分なのかもしれない

だけど
グラつく心を彼は見透かした様に私の手に掌をのせる

彼の手には見慣れた部屋の鍵

酔っているのかもしれない
熱が覚めないうちに
どうぞ攫ってと

掌を重ねた

.

[*前][次#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!