novel
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『………なぜカツラ?にカラコン?
制服は分かるけど』
「能力者で日本人は少ないゆえ黒髪・黒目は只でさえ珍しい
だから目立たないようにするためだ」
『……私いくら黒髪・黒目っていっても
多少は髪も目も光の反射で茶色に見える』
「俺達から見たら十分なほどに真っ黒ですよ」
『ラーア私フォロー求めてないぞ』
ナーガスの言葉に渋る亜弥に的外れなフォローをするラーアに亜弥は素早く突っ込む
「まぁどうでもいいから早く着用しろ」
『どうでもよくねーし!』
「さっ」
「そうだ
とっととしろ
このコゲパン」
『………』
亜弥の反論が聞こえなかったように促すラーアと
肌が白よりも少し焼けていて黒髪・黒目の亜弥はコゲパンにしか見えないと言い張るナーガスを
満面の笑みで蹴飛ばす
『てめーら2人とも私の話聞けない?』
「可愛く言っても言葉遣いと顔でキモいだけだぞ
このコゲ………いやスミマセン
だからその
どっから取り出したかわからないチェーンソーしまってください」
「そのまま木のごとく切られれば木の痛みも多少は分かるんじゃないか?」
「!?」
半ば土下座体制のあるナーガスにラーアは毒をはく
『大丈夫
私
殺しは大っ嫌いだから
多少の痛みをやるだけだ』
「えっ殺さなくても痛みあるのか?
てかチェーンソーしまえ」
『「しまってください」だろ?』
「しまってください」
ナーガスはこんなキャラだったか?と思うほど
亜弥の前ではヘタレになっていた
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