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◆◇風雷絵巻◇◆
風神の力


「足掻くな見苦しい……いくぞ六！」


さっきまで開いていた袋の口が長細い形になった――次の瞬間。



「《鎌鼬》!!」



袋から鎌のような鋭い風が出て、ライめがけ飛んでいく。

ライは、木々を避けながらムジナを抱え、飛ぶように逃げる。
風が当たった木は、ライの後ろでミシミシと音をたて、次々となぎ倒れていく。


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あきゅろす。
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