銀魂裏恋(裏夢小説)
銀時:甘々。2
……って!!
「……冷たッ!!」
くっついた銀ちゃんの頬は、ひんやりとしていた。
「悪ィ悪ィ。さっきまでこの雪ン中、スクーター飛ばしてたから。クールな銀さんをお届け?みたいな」
「ぷっ…なにそれ!!」
「あ…美穂、お前マジあったけェわ」
銀ちゃんはぐりぐり、と頬を擦りあわせてくる。
微かに触れる、髪がくすぐったい。
「…そりゃ、中にいたんだもん。当たり前でしょ?」
「…いや、それもそうなんだけどよぉ……
…なんつーか、アレだ。
銀さん、美穂と引っ付いてるとドキドキして体温あがっちゃうんだわ。
だから、二倍……いやいや十倍あったけぇのよ」
銀ちゃんの唇が、あたしの耳元に寄せられる。
「銀さん、ずっとこうしてたい」
トーンの低い、甘やかな声で、囁かれてあたしは思わずドキッとしてしまった。
「…もう!!…いい加減ッ…離しなさいよッ」
なんだか恥ずかしくなったあたしは体をよじる。
「え…いいじゃんかよ」
だけど、銀ちゃんは絶対離そうとしない。
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