銀魂裏恋(裏夢小説)
沖田:甘夢。10
と。
「…なんか、恥ずかしい…ですね」
美穂のほうから俺に話しかけてきた。
「そうかィ?」
冷静なふりしてるけど
…ホントは、ものっそ恥ずかしいでさァ。
「手、繋ぐのってドキドキしませんか?」
「ウブですねィ、アンタ。」
……俺も、ドキドキしてまさァ。
予想通り、口から出てきたのは天邪鬼な言葉ばかり。
「男と、手ェ繋ぐの初めてですかィ?」
「そ…!!そんなことないです!!……小さいころ、父と散歩するときとか「……ないんですねィ。」
美穂が恥ずかしそうに頷いた。
「…で…でも」
美穂が顔をあげた。
ほんのり、頬を染めながら
花のような、笑顔が浮かべて。
「初めてなのに総悟さんみたいな素敵な方と、繋いでもらっちゃって……ちょっと、うれしいです」
「……!!」
隠す間もなく、俺の顔が一気に熱くなった。
……それ、
反則でさァ……。
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