[携帯モード] [URL送信]


- バカと私と召喚獣 -

第03問
 
そういえば確か仕事って言ってたな

神様だから俺を天国か地獄にでも案内するのか?

いや……………それって……

「そうお主は死んだのじゃ」

……やっぱりか

「じゃあ何で俺は死んだ?」

まったく覚えていない

俺はいつ死んだ、覚えているのはバイト帰りまで

「それはじゃなぁ……」

口を重く開き話を始めたジジイ




ジジイが言うに

俺は交通事故に巻き込まれて死んだらしい
まったく覚えていなかったのは

その時に頭を強く打ったせいで一時的の記憶障害だそうだ

死んでんのに記憶障害とかあるんだな…

そして、その事故で俺は死なない予定で想定外のトラブルだった


それで普通は三途の川を渡り閻魔により天国行きか地獄行きかを決めるところを

この真っ白な空間に俺を連れ込み

俺を転生させ、ちゃんとした形で寿命をまっとうさせる為


「つまり俺には転生してちゃんとした寿命で死ねってことか」

「まぁそうなるのぅ」

死んだばかりの人間にもう一度死ねって

やっぱりふざけてるなジジイ

「だからふざけておらんわっ!!」

「嘘つけっ!?」



「もうよい、さっさと転生させてワシは帰る」

うわぁスゲェめんどくさそうな顔だな

「それでじゃなお主を死ぬ前に居た世界には転生できんから」

は?じゃあいったい何処に転生させられるんだよ!

「安心せい、お主が居た世界とたいして変わらんから」

ジジイがそう言うと俺の足元に黒い円が現れ

俺はそこに落ちていった…………








 



あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!