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- バカと私と召喚獣 -

第01問
 

現在、昼休みが終わりDクラスと交戦中

しかし雄二の作戦で私は参戦していない

せっかく瑞希と一緒に回復試験を受けたっていうのに

まったくもって暇でつまらない


「雄二」


「ん、なんだ玲夏?」


「凄く暇だからしばいていい?」


大人しく私のストレス発散の礎になれ!


「却下に決まっているだろっ!?そんなに暇なら寝てろ!」


「(チッ)つまらない」


「おい、今の舌打ちはなんだ?そして何でペンチを持っている?」


チッ気づかれた。なんつう地獄耳だ

しかも暇つぶしに雄二の爪を全て剥がそうと思って持っていたペンチにまで気づくなんて



そんな感じで暇つぶしに雄二と攻防をしていたら


「さぁ来い! この負け犬が!」


「て、鉄人!? 嫌だ! 補習室は嫌なんだっ!」


「黙れ! 捕虜は全員この戦闘が終わるまで補習室で特別講義だ!」


「あんな拷問耐えられない!」


「拷問? それは違うぞ。これは教育だ。補習が終わる頃には趣味が勉強、尊敬するのは二宮金次郎、といった理想的な生徒に仕立て上げてやろう」



廊下から戦死者の断末魔と

地獄からの使者である鉄人の現代っ子にとっては、ありがた迷惑な声が


……戦闘に参加しなくてよかった気がしてきた

恐るべし鉄人、教師の鏡だけど生徒にとっては悪魔でしかない


「だ、誰か! 助けっ――イヤァァー―比泉さ(バタン、ガチャ)」


‥‥最後のは、たぶんFクラスの奴だな


「おい横田!これを明久達に見せてこい」


さっきの断末魔を聞いて雄二が横田に紙を渡し伝令にだす

たぶん、前線の奴らの補習室行を見て

逃げ出すかもしれない中堅部隊の明久達へのものだろう

美波がいるから大丈夫だと思うけど

召喚フィールドの教科が古典だったら率先して逃げ出すかもしれない


「ねぇ雄二、今のって?」


「ああ、明久達が逃げないないように『逃げたらコロス』って書いた紙を持っていかせたんだ」


やっぱりか、なんか明久のことは全て知ってますって感じの予想のしかただな

そしたら直ぐに


「全員突撃しろぉーっ!」


っと声が聞こえてきた‥‥‥

あんた簡単すぎるよ明久











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