あとがき(解説)

はじめに。

たくさんの方にレビュー、拍手を書いていただき本当に嬉しく思っております。いただいたコメントに本当に励まされ完結させることができたと思っております。
本来なら全てに返事をお書きしたいところですが、最初の頃のコメントに返事をするにはあまりに年月がたちすぎました。申し訳ありません。全て読ませておりますとだけ伝えさせてください。
そして、完結した2019年のレビューからお返事を書かせていただきたいと思います。
お返事は死神の花嫁トップの下部のReにて書かせていただいております。
お心当たりの方は覗いてみていただけたら幸いです。


次のページにおまけ?を載せています。あとがきは読み飛ばしても全く問題ないので、次ページのおまけはぜひ読んでいってください。





あとがき(解説)


さて、ようやく完結いたしました。楽しんでいただけたでしょうか。

初めての長編夢小説。書き始めてから実に十年の月日が……。とか言うと私の年齢がバレてしまいそうですが……。

とにかく、本当に長い年月をかけてしまいました。

私が初めてまともに書き始めた長編夢小説だったので思入れが強かったのです。

しかし、私生活の忙しさにかまけて夢小説自体に手をつけられなくなったり、リボーンから離れてしまった時も少なからずありました。

一度は書くことすら諦めようかと思い「死神の花嫁」をサイトから消したこともあります。

それでも、読者の皆様から「続きが読みたい」や「連載しなくてもいいから置いてほしい」という声を多く頂きました。

そんな声に励まされ、ここまで書き進めることができました。

皆々様には感謝しかありません。

本当にありがとうございました!




「死神の花嫁」は全体を通して家族をテーマに書いています。家族のあり方、愛し方、子供の気持ち、大人の気持ち。そして、根幹ともなっていた虐待。

虐待の描写に関しては賛否両論あるかもしれません。読んでいて不快に思われる方もいらっしゃったかもしれません。

しかし、どうしても今回のお話の中には盛り込みたかったのが主人公の母親の回想シーンでした。虐待に至った理由。彼女の心情。そしてその後。ただ虐待をしていたひどい親として終えることはできず、あの回想シーンに至りました。もちろん虐待行為について擁護、推奨するものではありません。

しかし、そこにも家族について考えさせるものがあると思い、書くに至りました。




次に、オリジナルキャラクターの麻衣ですが、綱吉の母親である奈々さんをモデルとして書きました。おおらかで受け入れてくれる存在。主人公にとっての絶対的な味方が今作品では必要だったのです。

何しろ、中盤の綱吉さんがアレですから。

そのため麻衣は随所でお助けキャラとして働いてくれています。綱吉にとってもリボーンにとっても。

惜しむらくは、なぜ名前変換にしなかったのかということ。

おかげで同じ名前の方には読みにくかったことでしょう。私の計画性のなさが招いた失態です。本当に申し訳ありません。書き直しができるような状況になりましたら、名前変換にしたいと思っております……。



十年という歳月をかけてしまったため当初想定していた流れとは大きく異なる形になりました。その一つがアルコバレーノの扱いです。

書き始めた時はまだ原作が完結しておらず、アルコバレーノの呪いが原作の中で解けるとは考えてもいなかったのです。
そのためこの作品の中では最終的にアルコバレーノの呪いが解けて皆様大人に戻り、主人公も17歳に戻って付き合い始めてハッピーエンドにするつもりでした。

それが原作でまさかの呪いが解けても子供のままだったので、急遽路線変更。呪い解けてるから十歳なんだよってなってます。結果的には良かったかなって思っていますが、プロローグで書いた某物語も伏線(呪いが解ける的な)として活用するつもりがほとんど意味ないものになってしまってますね笑

無事に完結したことに免じてその辺りは見逃していただけたら、と思います笑



実は一番難産だったのがラストシーンでした。

プロットとして、簡単な筋書きは決まっているのにどうしても恋愛に持ち込むことができない。持ち込むとどうにもこうにも違和感しかない、となんどもなんども書き直しました。

実は今でも流れとして不自然じゃないか?リボーンの強引さは"らしく”できているか?と不安に思っております。


このラストシーンでどうしても言わせたい言葉が「殺してやる」でした。

これだけ聞けばただ物騒ですが、主人公にとって一番怖いことは自分が化け物になることもそうですが、それ以上に大好きな麻衣さんや成吉を傷つけてしまうことが怖かったんです。現状主人公の体が化け物化してしまう可能性は0%ではない以上、化け物化してしまった後のことを明確にさせなければ納得しないと判断したリボーンさんでした。

それで、「殺してやる」

愛ある言葉と受け取ってもらえたら嬉しいです笑



後半は恋愛も盛り込んでいくよとか途中書いたような気もしますが、恋愛描写についてほとんどなかったなあと書き終わってから遠い目になりました。

その辺については、番外編という形でちょっとずつ形にしていけたらいいかなあ……。と思っております。

…………あまり大口は叩かないようにしますね。有言実行できる気がしないので。


また、本当は盛り込みたいと思っていたものが、話の流れ場どうにもこうにもいれられなくて断念したエピソードがいくつかあるので、そのあたりも没ネタとして投稿できたらいいなと思っております。


さて、ぐだぐだと書いてしまいましたが、この辺で終わりにしようかと思います。



最後に、読者の皆様方。

長い間、支えてくださり感謝の言葉しかありません!

拍手やコメントには本当に支えられました。そのおかげで最後まで書き上げることができました。

「死神の花嫁」はこれで一区切りとさせていただきます。

全9章という長編にお付き合いくださり本当にありがとうございました!





次ページにおまけがあります。ぜひ読んでいってください。


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