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小説
涼宮ハルヒの鬼ごっこ

今日は4月4日文芸部室にて
「皆今日は、鬼ごっこしましょう 」
ハルヒが何を言い出したかと思うと鬼ごっこしようなんて、本当のガキかこいつは
「しかし、ただの鬼ごっこじゃつまらないわ そうよ 捕まったら殺されるっていうルールはどう? スリルがあって面白そうじゃない」
「おいハルヒ、そんな危険な事本気でやろうといっているのか?」
「何言っているの? キョン私はいつも、本気で物事はすべて言うようにしているの忘れたの?」
ハルヒは怒った感じで俺を睨んできた やはり、今回もこいつは本気らしい 誰が参加するかを聞かなければならない
「人数はSOS団だけにしましょう 鬼は1人、逃亡者は4人 じゃあ鬼を決めましょう 一番簡単なクジ引きにしましょう それなら、誰が引いたって公平じゃない みんな良いわね」
皆このクジ引きに反対するところが、大賛成 小泉に対しては箱とクジまで準備していた
「なんかハルヒに言われて準備をしたのか?」
小泉はいつもみたいに笑いながら
「いえ 何も言われていませんよ 言われていたところで涼宮さんに口止めされていますよ」
確かに、お前が言うとおりだ ハルヒが言っていいなんていうはずがない どうせ何かしら考えがあるんだろうな、俺を吃驚させるためのドッキリでも計画中なのかもしれない
「皆クジをひいたわね 皆クジを開けて、中に書いてある文字を見て」
ハルヒの言うとおり、皆開けて中を見た 紙に書いてあるのは
{逃亡者} と書いてあるだけだった 他に何も書いていなかった  どういうことなんだ
「皆中を見たわね 鬼の人は、挙手して」
すうっと長門が手を挙げた この鬼ごっこの鬼は長門、逃亡者は朝比奈さん、小泉、俺、そしてハルヒの4人だけ
「ルールは校舎全体ね 隠れるのも、有希を殺すのも皆の自由だから 時間は1時間 生き残った人には、願いを1つだけ叶えさせて上げるわ あと有希を殺したらゲームはそこで終了だからそこんとこ宜しく」
時間は3時、ゲーム開始は3時10分 生き残る事を一番に考えるしかない 長門を殺そうなんて考えるほうが頭がいかれているのではないだろうか
「じゃ 皆逃げて良いわよ」
ハルヒの言葉を合図に部室から俺たちは出て行った            2章へ続く
文芸部室から飛び出したら右と左と別れることになっている。ここで別れたら生涯最後になることは決まっている 全員が生き残ったら一番良いのだがそんな事出来るはずがない必ず誰かが犠牲になることは決っている。俺たちは別れたくないのだが多くでも生き残るためにここで別れることを決めた

一度止まった俺たちは誰と誰が共に動くかを考えた
古泉は分かれることが決まった
理由は簡単だ 片方に男が固まってももうひと組のハルヒたちが困ることがかなり多くなるからである
「さあどう別れますか?」
古泉がいつものスマイルを俺に向けてくる 古泉そのスマイルをしながら俺に近づかないでくれ マジできもい
「じゃあ俺は朝比奈さんと…
と言おうとした時
おれの腕はある方向に引っ張られていった
ハルヒがおれの腕を掴んで引っ張って行たからだ
「私がキョンと動くことにする。こんな頼りない男とみくるちゃんを組ませたら速攻で死ぬのは目に見えているから私が組むことにするわ みんな何があっても生き残ってここに帰ってくるのよ これは団長命令だからね」
ハルヒは毎回のごとくいきなり無理難題を言いつけてきやがった 絶対に生き残れ あたりまえだ こんなところで死んでられるかよ
古泉も
「縁起でもない事を言わないで下さいよ ここにみんなで集まることは全員で努力をすることではありませんか?」
これからだれが死ぬのかは分からない もしかしたら俺以外皆死ぬかもしれない でも今出来ることをしていくだけじゃないのか? 俺はそういう風に考えている
「では、ぼくらは行きますね」
と言いながら古泉と朝比奈さんは左側の方向に進んでいった。最後に朝比奈さんは
「頑張ってくださいね いままでありがとうございました」
と言いながら古泉の近くに朝比奈さんは向かって行ってしまった
そろそろ長門も部室から出てきそうだしハルヒとともに右側に向かうことにした
「行くぞ ハルヒ」
「うん!」
と言いながら俺たちは右側の方向へ走って行った       3章へ続く


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