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烈々布店長の裏(銀魂)
胸の空腹感


「ねぇ…っ…ダメなの?…冬窓床の中に…一つになりたいんだけど」


『━━━っ………』


そう 言われて 惑う a※r◆t''星雲時間午後2時

私と団長は 買い出しに来ていた。

彼は慣れない星での昼食により 慣れない食物を口にして 慣れない性的興奮剤に充てられた様だ

どうやら、私の種族には特に効果のない食品なのだが 夜兎にとっては 弱めだが効果があるとか…


それが判明して 数時分

「体調が優れない」と 小さな休憩所施設を有料にて借りたが
まさかこんなことになろうとは


神威「ねぇ 冬窓床…」


『………』


神威「俺の誘いをそんな顔で袖にするなんて、お前くらいだよ?」


『だって、生理的に無理ってゆーか…仕方ないんですごめんなさい』


神威「この野郎…いーよーだ、俺の魅力でいつか 襲わせてやるから…」


『お、襲わせてやるって…』


神威「お前が抱かれたい男に…なってやるから後悔しろよ」


『はははは、怖いですなぁ』


お互いに 表面上 おちゃらけてはいるが、内心は冷戦状態


今 この男は欲望の捌け口にしか 私の事を思っていない

愛など無い

女としてそれはそれはムカつく話じゃないか


対して私は、正直 満更でもない
悔しいことに

団長の性格も中身も決して 好きではないよ?
むしろ苦手だ
けど 恩はある。
こんな私を拾い 雇い、定期的に吸気までさせてくれる

そこまでの恩知らずではない

だが……実際 中身はどうにも、生理的に苦手……
脳筋だし喧嘩馬鹿だし…


そ れ を
上回る長所が団長にはあった
完全に私の生理的なもので片付けられる理由でこれまた申し訳ないが


顔だけは滅茶苦茶 好みなのである

うん
最近気が付いたんだけど
気が付かなきゃ良かったのに
平和を返して


嗚呼、神よ
恨みます


神威「ねぇー…お願い♪いつも吸気、させてあげてるだろ?」


世にも艶やかに頬を染め、懇願する様は
どうしようもなく 私の内心を悩ませた

なんて罪な男だろう
そんな表情を作れば 甘い顔をすると思ってるのか
この性悪め

こんな男に
心揺らされるなんて、
己の胸に呆れながら
悲しい思いをしないため、させないため、
この懇願は無視するのが一番

と、理性的に 私の腹は決まった。


あとは有無を言わさずに 出来る限りの高速で彼の履き物の中に手を入れて 直に擦るのだ


神威「う、わ…ちょ、冬窓床…」


手の平に包み込んだ屹立
夜魔の気を放ち、彼に与える快楽の度合いを強め、動きも速める


神威「あっ、そ…んな、アッ…冬窓床…」


果てる直前に名前など呼ぶな
勘違いしてしまうでしょう


耳に焼き付いて離れないでしょう
愛など無い、クセに

憎たらしい、
そんな苛立ちが 若い…やや幼い彼を 苛めさせる


程なくして、彼はびくびくと上半身を震わせ、脚元を硬直させたまま 絶頂の溜息をついた


『こんなに滴らせて…団長』


指についた白濁を見せ付けて ねぶる


神威「……!そ、それは冬窓床のせい、だろ。不意打ちするから…」


『…知らない』プイ


可愛げ無い態度で掌のものを舐め取る


私の仕草に釘付けの彼の瞳が、言葉と何かを飲み込み、喉が鳴った

そして、見とれた様に三つ編みをゆっくり揺らす


神威「ホントにさ、一つに…なりたいんだ…冬窓床…」


『…!』


なんて色香で迫ってくるのか

顔が好みであるということは、こんなにも胸を揺らすものなのか


『だーめ』


神威「…だって……」


『だってもヘチマも無い』


神威「冬窓床…」


『もぉ…うだうだ抜かすなら…うだうだ抜かせない位エネルギーを吸いとっちゃうよ?』


神威「それも面白いかも…望むところだよ…♪」


また 花が咲く様に笑う
嬉しそうに


駄目だ…こんな笑顔に揺らいでちゃ


ダメダメ 私のペースを守ろう


こう、ベッドに押し倒し


神威「おっ」ガバッ


敏感そうな所をざっくり


神威「おっ わっ や、あ…」ピクピク


とどめの…!!


神威「アッ…冬窓床…おい、待って待っ!!」じたばた


神威「こ、これじゃ 俺がツラい…」


『そ、そう?』


神威「俺は…冬窓床と」


『セックス!』


神威「あー、そうだってば」


『私が抱かれたい男になって、私から襲わせるようにするんじゃなかったっけ?』


神威「…」


『…』


神威「努力はするよ」


『よし』


ベッドから起き上がろうとした瞬間
私の下にいた団長に抱き締められる


神威「はぁ…」


『へっ…何』


神威「努力はするけど… 冬窓床が欲しくて 堪らなくなれば、どうやってこの熱を治めれば良い?」


な、なんかそんなセリフ ズルいなぁ
懇願…思ったより プライドの強くない台詞で…
求められて、なんか 胸が恥…

わぁぁ…考えたら駄目だ駄目だ

どうせこの男は…こうやってオネダリすれば私が折れると 打算しているだろう
そういう奴なんだよ
知ってる!!知って…る…し…

くぅ…
恥ずかしい恥ずかしい!
ヤツの顔なんて見てたらドキドキしてくる


早く離れないと
火傷しそう…


『もぉ団長なんて…知らない』


神威「ん?何で?」


『…う、うんと…秘密…』


ええ?と笑う 彼の頬にキスをして

心模様 読み取られないように顔を見られないように

しかし 強く強く抱き締め返して
ゆっくりと ゆっくりと身体を離した


end


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