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烈々布店長の裏(銀魂)
サングラスとホワイトデー(微裏)
坂本「冬窓床ー 」


『坂本さん どうしたの?ヘンなカッコして』


坂本「ほい!ホワイトデーのお返し!わしじゃ!!」


『……え?そのリボン、ラッピングなの?』


坂本「んむ!おまんにバレンタインを貰ったからのう!!出血大サービスじゃ!ほれ…照れんでもえいんじゃ…」


『むっちゃんにも同じ事やってみ』


坂本「何言うちゅう、こらぁおまんのためのラッピングじゃから…」


陸奥「そがん事しゆう暇があるなら さっさと仕事ばせんかぁぁぁぁぁ!!」バキャアァァァァ


坂本「ぎゃー」



………あ そっか
今日はバレンタインのお返しイベントなんだ
忘れてた

まぁ いつも通り、社長からの計らいだー とか言って お菓子配布と気持ち程度のボーナス支給だろう


私もお仕事に専念しよう


━━━
━━


━━━
彼目線
━━━



坂本「はー…陸奥の奴 ハードに絞りよって…ちいとは休ませて欲しいぜよ…」


『むっちゃんに精気でも吸われたの?』


坂本「んな訳あるかぁ…ゴリゴリに書類責めにされたんじゃー…」


『ゲッソリだね…今日は吸気させてもらうの、辞めておこうか?』


坂本「イヤじゃあぁぁぁ!!わしの心とカラダのオアシスを取り上げんでくれぇぇぇぇ!!」


『よく分からないけど、大丈夫なの?』


坂本「今日は 勝負パンツも穿いて来たんじゃ♪大丈夫、思う存分、吸ってくりゃれぃ♪」


『勝負パンツとかどうでもいいけど、思う存分 吸っちゃって良いの!?疲れるよ??』


坂本「ホワイトデーじゃろ♪そろそろちゃんと感謝の印を表さんと 愛想を尽かされてしまうじゃろーし」


『んー…じゃあ 辛くなったら教えてね?必ずだよ?』


坂本「お、おう!ばっちこーいじゃ!!」


冬窓床の腕が伸びて わしの首に巻き付くよう 抱き締める


少し目を細めた表情はハッとするほど艶を放っている

いつでも この精を吸われる行為の瞬間は胸が泡立つ様に躍る

わしの好きな表情…


坂本「あ…」


冬窓床の ベッドによろめいて腰を降ろすと コイツもわしを追うように、のし掛かって来る


冬窓床の体重が 心地好くて わしも腕が伸びてしまう


坂本「ふ……んぅッッ」


抱き合うだけでいつも 何故こがに胸が震える
何故 唇ば むずむずと落ち着かんくなる?


無意識に、意識的に、キスば求めて はぐらかされて 切のぉなって
せめて、と 額や頬にちゅっちゅと 唇で触れる…

少し顔をしかめるものの イヤでは無さそうだから 赦された気になって、もう ずっと続けている


困る事と言えば、唇でその肌に触れる度 高ぶってしまう事か


坂本「…んん…!」


『ふぅ…続けても大丈夫?』


坂本「ん、続け…て!おまんが満足するまで続けて…」


『そぉ?なら…』ぎゅ


坂本「あ、あ…」


精気を吸われているとは言え 抱き締められただけで果てるなど、どんな 早漏じゃ と
自分に問えど この快楽には抗えず


坂本「くぅ………ッッ」ビク…


精を漏らすが 冬窓床に気付かれてはいけない


コイツは…オトコのメカニズムを分かっちゃおらんみたいじゃし
思春期の女の子みたいに 精を放つ姿に嫌悪感を抱くやも知れん

言えるはずも無く
彼女が気付くまでは 言わないでええと思う…

汚れたパンツはちゃんと自分で洗うし…


嗚呼
出した精液がじわじわとパンツに沁みていく
排泄物で汚れて ベタベタしゆうのに 不快感と羞恥が相まってもう一回もう一回、と
性はむくむくと憤り また直立する



『…顔、赤いし、目もうるうるしてる…』


坂本「…っ…」


冬窓床が ぐいと わしの首や頭に手を添えて顔色を診る


『本当に…具合 大丈夫?』


坂本「お、おおとも…精気が…溢れ出しそうなだけじゃ」


『えっ そうなの?』


坂本「そうとも…今日は ホワイトデーじゃからな、 冬窓床に 腹いっぱいの精気をご馳走しようと思うてやの…」


『もっかい食べて良いの?』


坂本「ん…今度は頬やら何処やらに、キ、キッスば して吸気して欲しいのう…」


『え?キス?なんで?』


坂本「そ、そっちのほうが手っ取り早いんじゃないかのぅって…」


『ふーん、じゃ、してみる…』ぎゅ


坂本「…ッッ…あ…」


首筋にちゅう、と
頬に鎖骨にちゅう、と
リップ音が響く


肌を吸われると 更に甘ったるたい感覚が身を走り抜ける

軟らかな唇に吸われる度 うっとりと 身をよじれば、 冬窓床は不思議そうに見てくるが構うものか

喘ぎを殺すだけで精一杯じゃ


坂本「っ…ッッ!!」


『二回目は キツいんじゃ?』


坂本「ち、違う…も、もぉ…」


『何か もう少し楽そうなやり方、無いかなぁ…』


坂本「す、吸って…」


『ん?何?』


坂本「一気に、ちゅうって…わしから、吸うてくれんか…!も、堪らんのじゃ!」


『え?す、吸うの?口で?余計苦しくない?』


坂本「い、一気にされる分、気持ち えいから…は、はよ…」


『わ、分かったよう…』


━ちゅ


坂本「んッッ…あぁぁぁぁ…ッッ!!」


━ちゅうぅぅぅ


坂本「ひ、あ、よ、よりによって…ほがな、所ぉぉぉぉ!あ、ぁッッ…いか、んんんん…!」


『おっぱいちゅうー』


まさか
そがん所 こんな火照った身体に 留めを刺すみたいに


坂本「ち、ちく…びぃ…」


蕩ける夜魔の唇に吸われ えもいわれぬ快感にうち震えるしか無い

快美に冒された眼の向こうは空を虚ろに見つめ
口からは散々我慢していた喘ぎと吐息が交互に漏れ出し
びゅくびゅくと陰嚢から精液が打ち上げられた後の痺れで 動けん


坂本「わ、わし、オナゴとは違ゃうんに…ぁ…ぁ…」


『ん…でも、ちゃんと精気が溢れたよ 美味し…♪』


坂本「ふ…ぅ…」


『解った解った、ありがとう!これくらいにしとくから。ほら、ノボセたほっぺた お風呂でケアしてきなさい』


坂本「そ、そーゆー気遣いは…違…」


『いいから。明日も坂本さんが元気だったら 精気を分けて貰うから。今日は休んで』


坂本「…」


余程 ヒドい顔をしていたのだろう

おまんに情緒過多に溺れさせられたと言うんに


性的にはまだまだヤれる体力はあるが…タイミングを失いそうなのも如何なもんか


坂本「解った…じゃ、わしは風呂ば行って来る…」


『んー、ご馳走さ…』


坂本「ん」


冬窓床の鼻面に小さな包みを突きつけると首を傾げて『何?これ』と宣う


坂本「ホワイトデーじゃ…」


『へぇ…ありがとう…むっちゃんの分は?』


坂本「ああ、別に渡しておいたが?」


『へ、へぇ(この間のバレンタイン、恥ずかしくて連名ってことにしちゃったの、やっぱバレたかなぁ…うひゃー…何か更に恥ずかしー!)』


坂本「んむ。陸奥も 妙に首ば 傾げちょったが食いもんなら 無駄にならんじゃろ」


『そ、そっか…あ、ありがとう…』


坂本「ん…ほいたら…お、おやすみ」


『う、うん おやすみ…』


何やかいかんのう
照れ臭くて 足早に 冬窓床の 部屋を出たわしは 今どが 顔ばしちょお?

敵わんのう



━━━


『中身、何だろ』ガサガサ


『…!』


『クッキーと…キーホルダー?』


『……キーホルダーの…センス無いよね、これ…』プラーン


『クッキーは、美味しいのにな…』サクッ


『本当 ヘンなの…センスも、坂本さんも…』



━━━

━━
翌日
━━


『ねー、このキーホルダーって、なんなの?』


坂本「うるめいわしじゃ」


『…ん?もっかい言って?』


坂本「う る め い わ し!」


『…………なにそれ』


坂本「わしの地元で有名なのう…」


『坂本さんの地元は土地柄まで不思議センスなんだね…』


坂本「えー 駄目じゃったかのー?」


『今度は自分で買うから お金ちょうだい』


坂本「えー なんじゃそらー」



end

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