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烈々布店長の裏(銀魂)
兎と熱表示
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彼目線
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やべぇ
可及的速やかに冬窓床には 吸気をさせなきゃいけねぇ…
出張でお預けしちまった分が忍びねぇ


こんなに難題になるとは思わなかったぜ
やっと 冬窓床の顔を見られるが、怒ってやがるか青い顔してやがるか…
参った…


焦っていた俺は、 冬窓床の部屋のドアを開ける
無粋にも、ノックをせず荒い声でその名を呼んだ


阿伏兎「 冬窓床!!」


『っっ!!!』


着替え中だったらしく、上半身の下着の留め具が外れていた


『あ、阿伏兎さんのバカぁ!!やだ!!』


阿伏兎「わ、悪い…」サッ


視線を反らし、ドアを閉め直そうとした瞬間 考えてしまった


阿伏兎「いや、今更じゃね?」


『やっ、見ないでってば!!エッチィィィ!!』


阿伏兎「そのエッチィな事をしに来たんじゃねぇかよ」


『ええええちょ、なっ』


阿伏兎「それに…下着見たくれぇでそんな声を上げるような間柄ではねぇだろ」


一歩、また一歩と ジリジリ 距離を詰める
溜める言葉尻で 誘うスタイル
露骨でも構わない


阿伏兎「おじさん、傷付いちまう…」


『…っっ』ドキッ


阿伏兎「…」


見詰め合って、その顎を引き寄せればすんなりと俺の唇を受け入れる

胸元を覆う両手がいじらしい


『ん…』


阿伏兎「…」


舌を絡めて[合意の確認]

ああ、俺の気を少しだが吸ってるな…
快楽的だ
甘い。
そして、少しひそめた眉が 怒気と葛藤を物語るので…また俺を焚き付ける


阿伏兎「寂しかった?」


『今日中に吸気させてくれるって聞いてたんですけど…もう、日付が替わりそうですよ』


阿伏兎「悪い……」


『阿伏兎さん、最近 そーゆーのばっかで━━』


阿伏兎「ゴメンナサイ」


『ッッ…』


俺の作った表情を眼前に、[そんな顔をされたら責められない]と言っている瞳がチョロい…
ったく、こんなオジサンが肩を竦めた所で 可愛らしい若い女の子が許しちゃダメだろう?
騙されちまうぞ…


『も、もうっ 仕方ないなぁ…』


阿伏兎「ああ、すまねぇ」


そしてまた 唇を重ねる


━━━嗚呼
ヤバい

いつもながら、キスだけなのに こんなにムズムズと熱くなる

癪だ

つい 口が滑る


阿伏兎「なんか、赤ん坊にミルクやらねぇといけねぇお父さんの気分…」


『…子供扱いしないで下さい!』


また睨む

この目が 堪らない。
ついに視線だけで吸気出来るようになったのか?
それともイカれてんのは俺か?


阿伏兎「…オトナ扱いして…いいの?」


『…』コクン


無言で頷く彼女が 胸の真裏を引き裂くようにときめかせる

ダメだ…苛めてやりたくなる


阿伏兎「分かった…。今日はちゃんとお前さんも良くなれるように…努めます」


『ん?な、何言って』


阿伏兎「まぁまぁ、ほら 足開いて」


『はっ!?ちょ!!このまま!?』


胸を両手に覆った、着替え途中の態勢のまま 腰が引けている 冬窓床のズボンに手を掛けると 抵抗空しく下着が露になる

その下着は履き替えたばかりだと気付いた。もう脱がしてしまうが済まん…と、腰のゴムを指で摘まみ 下げる


『ちょっと、や、待っ…』


阿伏兎「そのブラ、着けるのか外すのかどっちなんだ」


『え…これは…』


言葉を選んで返す隙をついて、完全に下着を下ろしてしまい 陰部に舌を捩じ込む


『ひぇぇ!?ちょ、や、阿伏兎さ…』


阿伏兎「おいおい、もっと声のボリューム下げろよ。誰かに聞かれちまうぞ」


『…ぅ…っ』


思い直し、言葉をつぐむ。
これで暫くは声を荒げたりしねぇだろ


阿伏兎「♪」


『ひ、あ…』ビクッ


━チュ…ピチャ━


『や、阿伏兎さんっ…だ、め…』


━ピチュ、クチュ━


『あ、の…聞いて…下さ…ぃ』


阿伏兎「良いから 脚、開けって」


『開きませんっ』


阿伏兎「そぅお?」


━チュル、ちぅっ━


『う、ぅぁ…!』びくびく


━ちぅっ………━


『…ん…ッッ…ぅ!』びくびく


知ってる。
お前さん、ココを責めて 脚は閉じた方が絶頂しやすいんだよな

[閉じろ]と言えば恥ずかしさで 少しだけ脚を[開く]だろう
[開け]と言えば[閉じる]だろ?


知ってる。


『んぁ…!?』びくびく


ほら、もう一息


『あ、だ…め…何か…ンぁ!』びくっびく


━━ちぅぅ━━


『ぁ、ぁう…ッッん!!』ビクン


大腿四頭筋が跳ねた
イッたな


『あ…』ハァハァ


『ば、ばかぁ…!』


乱れた顔つきで睨むなよ…苛めるぞ


阿伏兎「悪いって、久しぶりにお前さんの顔を見られて嬉しくって つい、な」


『も、もう!!』


『お帰りなさいってハグするより先に…こ、こんなコトしちゃうなんて…っ!!』カァッ


阿伏兎「…」


『な、何ですか そのカオ』


阿伏兎「いや…………ムラムラします」


『…キャラ、違くないですか?』


阿伏兎「だって、お前さんが[大人扱い]して良いつーから…」


『とにかく、もう許しませんからねっ!?』


もうブラを気に掛けてはおらず、そのまま俺を ベッドに向けて押し倒した

放たれた乳房が視線を奪う


阿伏兎「良い眺め…」


阿伏兎「んぐっ」


言いかけた所でキスに言葉を奪われる


阿伏兎「ん…」ぴく


夜魔のキス…か

悦楽が強い
唇からの刺激なのに 頭の芯に電撃が走るみてぇに 熱い

精気を奪うキスだ



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