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烈々布店長の裏(色々詰め)
is this Prolog?2
去って行ったばいきんまんを尻目に 二人の安否確認のため 駆け寄る


『大丈夫?』


カツブシマン「かたじけないでござる」


鉄火のマキ「フラウちゃん、やるねぇ。ばいきんまんを追っ払ったね!」


カツブシマン「しかし、ルンルンキャンディを取られてしまったでござるな」


鉄火のマキ「ルンルンキャンディって何だい?」


『風邪を引かなくなる予防薬だよ。いいの。また作るし』


カツブシマン「フラウちゃん、ばいきんまんとは面識があったでござるか?」


『うん……前にね、助けて貰ったんだよ』


鉄火のマキ「ええっ?ばいきんまんに?」


『うん……道で迷ってた時、たまたま出会して……ジャムおじさんの所に連れてってくれたんだ』


カツブシマン「ええ…ばいきんまんが…??」


『ばいきんまんも 根っからの悪いヤツじゃないんだよ』ニコ


カツブシマン「そうでござるか?」


『きっとね…構って欲しいんじゃないかな。私は彼が、度が過ぎた事をしたときに 叱ってあげるようにするの』


鉄火のマキ「ははは、変わったコだねぇ アンタ!気に入ったよ フラウちゃん!」


『マキちゃんもカッコ良かったよ』


気に入った、と言って貰えて 意気投合と握手を交わした

彼女は姉御肌でサバサバしてる
気っ風が良くて、良い人なんだと分かった…

これじゃ カツブシマンが恋心を抱くのも納得しちゃうな…

敵わないや。

あーあ
いつから カツブシマン、あなたにこんなに惹かれていたんだろう

見え透いた物分かりの良さを 装ってみても、気持ちは割り切れないのにね……
こんな想いの名前は…やっぱり[恋]だって、人々は呼ぶのかな


ルンルンキャンディをまた作ることを理由に、早々に帰路に向かった私は 黄昏に髪を泳がせた。


━━━
━━



カツブシマン「行っちゃったでござるな、フラウちゃん…」


鉄火のマキ「」ニヤニヤ


カツブシマン「マキちゃん、ニヤニヤしてどうしたでござるか?」


鉄火のマキ「いやぁ?カツブシマンも隅に置けないんじゃないかなーと 思っただけさ」ニッ


カツブシマン「へ?な、何がでござるか?」


鉄火のマキ「んー?フラウちゃん、良いコじゃないか?ん?」ニヤニヤ


カツブシマン「ん!?イイコには違い無いが……って どういう意味でござるか?」


鉄火のマキ「はっはっは 応援してるよぉ!はっはっは!」


カツブシマン「な!?ちょ、ちょっと マキちゃん…それはどういう…おーい!マキちゃん??」


━━


end


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あきゅろす。
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