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烈々布店長の裏(クラシカ口イド)
悪いムジークの仕業
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彼目線
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おかしい…今日は何だか 妙な日だ

先程も、階段から滑り落ちそうになった 狐子殿を受け止めようと 身を呈したところ、彼女の柔らかい胸を顔で受けてしまった…

本当に絶妙な柔らかさで…じゃ、なくて!

これはどうしたことか


そして やたらと、モーツァルトのアホが 狐子殿にイタズラを仕掛け、その場に出くわす事が多いのだ


それも、スカートめくりや、何か棒状のモノを食べさせて 上目遣いを要求したりと…セクハラ甚だしい!!

グッジョブ…いや、けしからん!!


狐子殿の、下着は…白いレースが翼のように…神々しく、一切の厭らしさも感じさせない 正に天使の羽の如く…


いや!!そうじゃなくて!!


と、とにかく…あまりジロジロ見てはいけない!
意識もしないように…私は下品な悪魔とは違うのだ…!
そう、真面目で品行方正、ストイックなシューさん…と、 狐子殿に認めて頂いているのだ…彼女の期待を裏切ってはいけない!!


このような、いわゆるラッキースケベの多発現象なんかに惑わされてはいけないのだ

いや、ラッキーだなんて思ってなどいない!決して…


『きゃー!!シューさん どいてぇぇぇぇ』


シュー「え?」


どーん


盛大に私にぶつかって来たのは 狐子殿だった


『ご、ごめんなさい…今日はぶつかってばかりで…本当にごめんなさい』


シュー「 狐子殿… 大丈夫ですか?…それは?モーツァルトのローラーシューズ?」


『ちょっと履かせて貰ったら、背中を押してくれて…』


シュー「モーツァルトはぁぁぁぁぁ!!あのアホ悪魔、か弱い女性になんという暴挙!」


『い、いえ 私がドジなだけで…………はっ!!』


シュー「どうしました………はっ!!!」


気付いてしまった、この体勢に

狐子殿の下敷きになり、彼女の胸部が私の股間に心地良くのし掛かるのだ

柔らかさ、体重が 温かく私を包む


『ごめんなさいごめんなさい!重いですよね!!』ばっ


シュー「だ、大丈夫です…こちらこそ失礼を…」ぱっ


モツ「おーい、 狐子 どうだったぁ?」


シュー「おいコラ モーツァルト! 狐子殿に こんな危険な物を履かせるな!」


モツ「だって 狐子が履きたいって言ったからぁー 」


『そ、そうです シューさん、私が言い出したんです、モツさんは悪くな…』


シュー「いけません、このバカ悪魔にはガツンと一度言って聞かせなければ…」


モツ「あれぇ? 狐子…パンツ、見えてるよぉ?? 」


『えええええええ!?』


シュー「んなっ!!?」ブー


モツ「シュー君、鼻血…」


『う、うえぇぇぇん!!』ダッ


シュー「ああっ! 狐子殿ぉ!! 」


モツ「走ってっちゃったね」


シュー「お前のせいだろ変態バカピンク!!」


モツ「鼻血出しながらシュー君に変態とか言われてもなぁー」


シュー「ううううるさいうるさい!!」


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シュー「 狐子殿、いらっしゃいますか? 」コンコン





シュー「先程は申し訳ありませんでした、きちんと謝罪したいので、どうか ドアを開けて下さい」


『あ、あの』カチャ


シュー「 狐子殿! 」


『さっきも、モツさんに謝って貰ったから大丈夫です…それに、シューさんは悪くないし…』


シュー「い、いえ…とにかく謝罪させて下さい…」


『……と、とりあえず ここじゃなんなので中にどうぞ…』


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シュー「あ、あの 先程は誠に…」


『も、もう その話はいいので…わ、忘れて下さい…』


シュー「 狐子殿に不用意に…その、触れ過ぎてしまったり、下着まで」


『だぁ━━━!!!!もう!!忘れてって言ってるでしょ!!』


シュー「ひえっ!? 狐子殿…す、すみませ… 」


『……………良い事考えた。シューさん、私に謝りたいって言ったよね?』


シュー「は、はい」


『私のパンツ、見たんだから…シューさんのパンツも見せて下さい』


シュー「はぬぁ!?なななな!?」


『今日、いっぱい私のパンツ見たでしょ?胸も触られちゃったし…』


シュー「そ、それは決して故意にでは無くて…」わたわた


『でも 謝罪したいって言ったのはシューさんじゃん!…文句あるんですか?』じろ


シュー「う………わ、私の下着など…見てもつまらないですよ……?」


『他にフェアにする方法も思いつかないの』


シュー「そ、そこまでおっしゃるなら…」


おかしな展開に戸惑いながらも、私は彼女の言うとおりに従う


シュー「……えっと、ズボンを…脱ぎますよ?」


『う、うん』


嗚呼 なんという妙なコトに… 狐子殿の眼前で下着を晒すなど…


シュー「こ、これが私の下着ですが…」


『………っっ…』


あ…照れている…?
彼女の頬が染まり……


シュー「って、だから言ったでしょう!こ、こんなもの見てもつまらないと…さ、もう 仕舞いますよ?」


『ま、待って下さい!もっと…近くで見せて下さい!』


シュー「はぁ!?ちょ、ちょっと 狐子殿…」


彼女は私の下着、とゆーか股間に 顔を寄せて まじまじと眺め始めた

さすがにそんな風に見詰められるといくら何でも…


シュー「あ、あの…」


『………えい』ツンツン


シュー「のわぁぁぁぁぁぁぁ!!!??」


シュー「なななななな何をなさるんですか!!?モーツァルトの悪影響ですかぁぁぁぁぁ!?」


『…だって、今日 私、シューさんに胸もおしりもちょいちょい触られたけど、私はシューさんの恥ずかしい所、触ってないから…フェアじゃない』


シュー「なななな…だ、だからと言って、こんなところを触るのは…お、お勧めしません!」


『えー、ツンツンするのもダメですか?』


シュー「だ、だ、駄目に決まっているでしょう!!そんな…」


『私のおっぱい…触った癖にぃぃぃぃ』じとー


シュー「うっ…そんな目をしても…」


『おっぱい…一揉みはされたんだけど…』じとー


シュー「お、覚えていません…」


『痴漢の言い訳みたい』


シュー「あー!!もぉぉぉぉう!!じゃ、じゃあ!あと、一回だけですよ!?ツンツンは!一回したらおしまいですからね!?」


『やったぁ』


シュー「………全く…」



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あきゅろす。
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