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烈々布店長の裏(クラシカ口イド)
moon skin4(裏)
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寝室(彼目線)
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バッハ「……ん……?」


いつもの気配を感じた

窓際に目をやると、彼女の姿があったのだ

心のままに私は 駆け寄る


バッハ「 狐子…!!」


『バッハ…さ…』


バッハ「今夜は…もう 来ないと思った…」


『そう?』


バッハ「…?」


少し湿り気のある微笑
また雰囲気が違って見える

月明かりに包まれて毛先が輝いて見えるせいか…?
黄金のベールを纏っている様だ…妖しく美しい…


『貴方に 会いに来ない理由なんて、無い…』


バッハ「ならば…プロポーズの返事は…」


瞬く間に距離を詰めた彼女の人差し指が私の唇に触れる


『急かさないんじゃなかったの?』


バッハ「…やはり、様子が違うな」


『無風流なコト 言わないで』


言葉を続けながら 私の胸に顔を埋める
彼女の唇が 私の胸と腹を滑るのだ…

官能的な仕草に流されそうになるが、此処等辺りが潮時だろう

この茶番劇は…


バッハ「 フューゲ ディッヒ ツゥザメン マイネ メロディ! 」


『…どうしたの?』


バッハ「 狐子…そのムジークは終わらせる」


『どうして?』


バッハ「 狐子 君の本意では無いのではないか?」


『貴方のコトは大好きだけど 本意か本意じゃないとか、私の気持ちまで決めつけないで……』


彼女もムジーク衣装に変身する
色は…青と…白…
私に波長を合わせた時のカラーか…


バッハ「やめておけ、君と争う事はしたくない」


『争うわけないでしょ?愛し合いましょう』クスクス


バッハ「!?」


彼女が天に手を翳し 歌う…
バカな、彼女はムジークを持たない筈…
しかし、これは…?

目を凝らすと 緑色のオーラを放ち始め、リストの「愛の矢の夢」に似た歌だと気付く


『クラシカロイドの音を…彩る事が出来るの。リストさんのは タダの愛の歌。だけど私が歌うことで「彩り」、アレンジする事も出来る…』


バッハ「…くっ!?」ビリッ


『クラシカロイドの曲を歌えば、皆の能力の廉価版くらいの力は発揮出来るの…そして、これは』


『官能の歌』



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沸々と沸き上がる熱
何だ これは…


性愛への…欲望…!?



『私はずっと歌ってたのに…貴方への想い』


呟いて、再び私を抱き締めると その滑らかな手が衣装の間から入り込んで来る


『貴方には届かないくらい、貴方の周りには愛の歌が渦巻いていた…』


背中に回された彼女の指が 優しく肌を引っ掻くと
ゾクゾクと刺激が走る


バッハ「…う…」


『本当は何度も諦めようと思ったんだから』


また 背に爪を立て 臀部にもそれは届く

どうにも 精神力でのコントロールが難しく
中央に集まっていく熱を止められない

怒張を確かめる腹筋も こんなに大袈裟に痙攣する

甘く蕩けそうな意識で 必死に言葉を手繰る事しか出来ない



バッハ「諦めず…いてくれて、あ、ありがとう…」


『別に…なぁに…ソレ…フン、私が本気で貴方と…結ばれたいなんて…思ってるワケ…』


バッハ「お、思って…くれなくて…良い…」


疼きがジンジンと蝕む
堪らなくなってきた


もう、彼女をこの腕に抱き収めると 胸が締めつけられる
しかし、触れ合えた幸福感が身体を走り抜けて 登り詰める衝動への渇望が止められない



バッハ「私が、想っている…から…それで…良…い…」


熱で乾く唇からは整理した言葉が出て来ない
精一杯を絞り出すが 頬や耳がジンジンと…
やはり 君に焦がれて 昨夜の様に熱い


『…そんな軽口で…惑わされないし……それより、体温、アガって来た…そろそろ、食べ頃かな?』

バッハ「…!!」

『あは…おっき…昨日よりスゴいんじゃない?』

バッハ「ッ!…ッ!」


唐突に局部を 服の上からグリグリと撫で回され 思わぬ刺激に 身を震わせる事しか出来ない


乱れた吐息が 更なる快楽を求め じわりじわり、先端に排泄欲が競り上がってくる



『あれ…?ムジーク衣装なのに、ココ…湿って来ちゃった…案外安っぽい生地なの?それとも、貴方のカウパーの量が多いの?』


娼婦のように口穢く いやらしい言葉だ
いつもの 狐子の声で…そんな台詞を…
そんな台詞…
良い…

いや、良い訳無いだろう、イケナイ台詞だ
しかし こんな雰囲気の彼女も魅力的だ…



バッハ「う…ッッ!」


意識すると 狐子の指の動きと相まって 限界が近付いた


バッハ「あ…あ………アッッ…!!」

『あ…』


着衣はそのままに 波打つ精は止められない
甘い甘い感覚と ほんの少しの羞恥に 口を歪める


『あーあ、ベトベト…こんな…に…』


ボトムをずるりと下げて 私の下半身を露にしてしまうと、精液まみれの 局部に舌を這わせる


バッハ「そ、そんな事を…うっ…わ、な、ンんんンッ!!」


『良いから、ベッドに座って』


彼女が言い付けると 舐めつける舌が 吸い付く唇に動きを変えた


その小さな口内に納まりきる筈の無い 私自身を慈愛の面持ちで愛撫する


こんな…恥態に抗う術は無い


また 知らない顔付きに
昨夜よりも求められ、必要とされているようで更に猛る


バッハ「い、いけない 狐子、クチを…は、離れて…!」


またしても訪れる限界の衝動に 僅かな理性で立ち向かう

これ以上 汚したくはない
呼吸器への不快感を味わわせたくない


そんな気持ちを蔑むように 上目遣いで睨んで
吸い付きを強め、前後運動の動きを早める


バッハ「く…ぅぅッッ…!!」


既に我慢などとっくに出来なくなってしまった 溜まり熱の戒めが解かれる

余りの甘い甘い恍惚感にうっとりと身を捩る


バッハ「くっ…ッッ!」


『……ん…だらしない、もうイッちゃったの?』


バッハ「 狐子、ま、まさか 飲ん…」


『ヒドい味だった…熱くてエッチで…』


『ヨハン…貴方もタダの獣ね』


バッハ「…!!………もっと…」


『…え?』


バッハ「もっと…」


『な…』


バッハ「もっと、呼んでくれ…」


『あ、や…』


バッハ「名前…を、もっと…」


彼女に呼ばれた自分の名前が、耳の奥にジン…と沁みていった


同時に堪らない幸福感に浮かされ、彼女の乳房を愛撫する


『ぁ…ちょっと、いきなり…ヨハ…ン』


また 込み上げる
その声が呪文であるかのよう


能動的に衝動的に 彼女をベッドの中央に引き摺り寄せ 貪るが如く 舐めて噛みつく


『ん…な、そんな…』


乳房に顔を埋めながら 彼女の秘処に指を押し付け
何度も摩る



『ひ…ちょっ…とぉ!…そ、それ以上シたら…許さな…ッ…!』


バッハ「私には あんな事を…しておいて?」


『欲求不満に見えたからだし』


バッハ「不公平だろう…君も欲求を満たせば良い」


『私は…欲求不満じゃ、無…ンぁ…』


バッハ「まだ…私の知らない君の顔を魅せて…」


『…や、やだ!…そんな顔、知らない…』


バッハ「そうか、では…少々強引に見せてもらうとしよう…」


『えっっ ひゃ!?また大きく…!』


バッハ「伊達に子宝に恵まれてはいない」


『デリカシーとムード台無し……ん、ああぁ…入って…ッッ…!』


彼女の唾液と己の体液に先程まぶれた私の先端を 秘部に押し当てると あまり抵抗も無く柔らかい粘液が音を立てて 呑み込んで行った


━くちゅ
━ヌプ
━くちゅ


マズい…
思考が…鈍る…

待ちわびた甘い甘い 熱

もう、もう後は
腰を打ち付ける事しか考えられない…


嗚呼 強く強く

彼女はもう 私のモノだと 刻みつけたい


しかし、先程はあんなに手練手管の技術を披露したくせに
今は初々しく 胸元を隠すように手で覆う


愛らしい仕草だが 何か噛み合わない
やはり人格障害の一種なのだろう…

確信し 彼女の反応の大きな箇所に焦点を合わせて動く


『あ、ぁ…あッッ…!』


私も吐息が弾み、次の波への誘惑に勝てずに
彼女の 絶頂が近付いた様子で瞳を潤ませる、
そんな美態に目が離せない



『あ、ぁぁ…ダメ、ダメぇぇ…』


バッハ「その顔はダメ、ではないだろう」


『い、意地悪…ンンッッ…!!』


一際大きく彼女が跳ねると
搾り取られるような圧迫感覚が襲う


バッハ「ぬ…む…ッッ!ッッ!」


抗えず吐き散らした愛欲の痺れに溺れそうだ

また 彼女の体内から溢れてしまった精に見惚れ、飽くなき満足感に悦びを隠せない


嗚呼、やはり私は此の気持ちを知っている



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あきゅろす。
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