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烈々布店長の裏(クラシカ口イド)
あなたはだんだん(本番無し、彼目線)
ショパン「貴方はだんだん眠くなーる眠くなーる…」


『ははは、そんなの効くハズが…』


ショパン「眠くなーる」


『ぐーzzz』


ショパン「…」


成功だ…

彼女はクラシカロイドの影響を受けてムジークや特殊能力を発動する

感受性が強いか…少なくとも クラシカロイドである僕の影響を受け易いのかも知れない

この催眠術の懸かり具合を見ると 僕の見解は間違ってもいなそうだ


きっと 他のクラシカロイドの念力にも こんな風に反応するのだろう

そうなる前に…他の…ヘンな虫が気付く前に、
どうしても君の中に 僕の痕跡を色濃く残さねばならない


僕の作戦はこうだ

毎日 決まった時間に 狐子に催眠術を掛ける

先ずは睡眠状態にする

只でさえ、催眠術で意識を乱すんだ
微睡んでいれば、ただヘンな夢だと思うだろう

だけど、意識下よりも底で 記憶として積み重ねたなら…僕の事、好きだって 錯覚するんじゃないかな

埋め込んだ 錯覚の苗は いつしか根付き、本当に好きになって…

ねぇ、
一瞬で良い、
一瞬 僕を好きになってくれたら
そのチャンス、逃がさないから…
必ず…


━━━


ショパン「ぼ、僕の事好きになって」

『…は、い』

ショパン「僕を見たら、ドキドキして」

『は、い』

ショパン「僕を目で追いかけて」

『は、い』


ああ、美しい このうろんな眼
僕に操られたまま 次の命令を待つ

この夢から覚めて 僕を見る時 どんな色で有るのだろう


ショパン「僕に…触れてみて」

『は、い』


最後の命令

これは君を探る、言わば 心理テスト

心理学、セラピーがどうかとか
そんな大層なものじゃなくて
単純に君が、僕のドコに触ってくれるかが知りたいだけ


昨日は、頬だった

一昨日も、頬

先一昨日は二の腕だった

この、ワルい催眠術の最初に触れた部位は 僕の人差し指だったのに


この機敏が知りたくて 僕はいつも分析してる


良い事があったから?
悲しい事があったから?
君と、よく喋った日だったから?
恥ずかしかったから?
困ったから?


自分から人に触れるのは苦手なクセに、君の感触を求めるなんて滑稽で狡いよね

本当は自分から君に触れたいんだよ

だけど
だけど


胸が不自然に鼓動を騒がす
ドクドクズキズキドキドキ

触れられる側なら、ちょっとは 大丈夫かな
だから
僕から君へ手を延ばせる時が来るの、待ってて

さぁ、今日は何処に触れてくれるの?
さぁ……



ショパン「え…?」

『…』


その時 彼女が触れた 僕の身体は

━━陰嚢…


えええええええぇぇぇぇぇ!?

ちょ ま え?

え?え?待って?



…………思考停止、 次に疑問符達が沸いてくる

何故??

ショパン「あ、あの…」

喋りかけようと 口を開いた所でハッと思い返る

変に疑問系で声をかけたら 正気に戻ってしまうかも知れない…
こんな…不本意とは言え、こんなコトをしている場面で
どうなるかなんて、目に見える!


僕は噛んだ唇を 右手で押さえると

「悪戯に力を加えたりしないでよ…?デリケートなんだから」
と なるべくいつも通りのトーンで言った


『は、い』


彼女への命令は受理された様だ
とても敏感な自分の部分の安全をひとまず保証され 安堵の息をつく




━━ふにふにふにふに


ショパン「んんん…!?」


まだ触ってくる
ボトムの上から 指先でつついたり、両手で包んだり、揉んだり…

ショパン「ッッ…」


本当に、どうしてこんなに執着して触り続ける?

………マズイ
びっくりして疑問しか感じてなかったけど、改めて考えると…

なんか、イヤラシイ

耳まで火が付いたみたいに赤くなるのが判る

どうしよう 勃っちゃう、勃っちゃう…


しかし、壊れものを扱うみたいに 優しく優しく
時に大胆に触れるなぁ…


あ いけない…勃っ……………ちゃっ…


━━━
━━━
━━━
━━━
━━━
数日後
━━━


━━━━あれから、3日
1日一度の あの催眠タイムは未だ続いているが
どうにも不可思議なことに、彼女は相変わらず、僕の下半身を触り続ける

飽きもせずに、陰嚢ばかりを

本当に何故なんだ

今日も今日とて、また其処を優しく弄ぶ


だが、悪い気はしていない

完全に性のシンボルである其処に触れるのだ
異性として認識し、良くも悪くも興味の対象だろう

ここを我慢すれば、進展があるかも知れない

恋愛の次のステップへの切欠になるかも知れない


だが
一つ辛さがあるとすれば

やはり 性欲の我慢


そんな所ばかり触れられていると、沸々ムラムラと衝動に駆られる

こんな僕でも、健康な男子なのだ

これは抗えない本能

ああ…どうしよう
どうして
どうして
ねぇ、どうしよう


そんな箇所を手で指で
まさぐってまさぐって

なのに君は
眉一つ動かさないで、
呼吸も鼓動も乱れないで、
いつも くるくる、感情が表によく出る性質なのに…ズルいよ…



そんな様子を見て、またどうしよう と嘆く
ボトムから はみ出してしまいそうな屹立した僕自身

イケないゲームを始めたのは僕だけど
まるでこれでは遊ばれてるようで

ショパン「…ん…くぅ……」



━━━━
━━━━
━━━━
更に数日後
━━━━
━━━━


フゥーッ フゥ…フゥー…ッ
ふぅ…ふぅ…フゥー



それは僕の荒くなった、耳障りな鼻息

今日も変わらず、同じ顔色で 同じ事をしてくる

そろそろ潮時か…押すか引くか 考えなきゃいけない…僕の限界はとっくに越えてる


だけど触れられる側としては 妙に慣れて来て、袋の裏を少し強くぐりぐりと圧迫されたなら 強い享楽を感じてしまう


「んぇ…ぁ…」


もう少し、もう少し上を…と、故意に身体をくねらせれば かすって触れた其処にたちまち 甘い痺れが走る

射精に導かれなくても、これは なんともクセになってしまう


「…ッッ…」


欲を吐き出せなくて じくじくズキズキ猛るけれど
それでも良いから
君に触って欲しい

何、自分の部屋で鎮めれば良いだけのハナシ


気が長くて 寛容な優しい僕に 速く振り向いてよ



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