☆銀魂の小説(真選組/長編) マヨ魂2 ━━━ ━━ ━ 山崎「━━が、━━で、という事なんですけど、やはりA案がベターだと…って聞いてます?副長」 土方「…あー…悪ぃ、もう一回言ってくれ」 山崎「……珍しいですね…大丈夫ですか?」 土方「ちっと寝不足なだけだ」 山崎「俺だって2徹目です」 土方「俺ぁ4徹なんだよ」 山崎「(ったく、この人は…)仁和さんと話はしてますか?」 土方「………何をだ」 山崎「…モヤモヤ、色んな事 考えてそうですけど」 土方「…フン…」 山崎「墓参り、行ってたんだって 教えてあげりゃ良いんじゃないですか?」 土方「アイツにゃ関係無ぇ」 山崎「関係、無くも無いんじゃないですか」 土方「……………気にしてんのか?仁和は」 山崎「……土方さんのクチから教えてあげなきゃ、スッキリしなそうではありますけど」 土方「…女ってなぁ、面倒クセぇなぁ…」 山崎「ははは、まぁ そうかも知れませんがね」 土方「っとに…」 山崎「(こういう事に関しては…不器用だな)」 ━━━ ━━ ━ 近藤「なぁトシ、仁和とは…上手くいってるか??」 土方「は??突然何だよ…てゆーか、別に…」 近藤「仁和とは付き合ってんだろ?」 土方「い、いや 付き合ってるって訳じゃ…」 近藤「………おまえの悪い癖だぞ。好意的な異性から本心を背けようとする」 土方「…」 近藤「立場上の考えもあるとは思うが、良いじゃねぇか。局長の俺が恋に正直に生きてんだから」 土方「確かに近藤さん、あんたは素直だ。素直過ぎて皺寄せが全部コッチくんだよ」 近藤「はっはっは、すまんすまん━━━でもよォ━━」 ━━押さえつけてばっかじゃ、息苦しくなっちまうぞ? 息苦しくて、苦しくて…大事に守り過ぎて失くすものもあるんだぞ おまえの心の大事な部分は犠牲にしなくても良いからな 土方「(そんなモン…分かってらぁ)」 ━━━ ━━ ━ 自分らしく気持ちに向き合えない 何も肯定できない、恋の迷宮が スレ違いを重ねて この羽根を踏みつける このまま 夜の闇に埋もれてしまいそう…… [*前へ][次へ#] [戻る] |