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―EVOLUTION.―
「キャンドモン、共鳴進化！！」
『メラモン！！！』
「んなっ！？」
キャンドモンがドラコモン同様に進化した瞬間、アルモンが目の色を変えて驚いた。
佑にはさっきの進化と何が違うのかわからなかったので、アルモンがなぜ驚いたかわからないままでいる。
「なんだ？あの炎の奴はそんなにすごいのか？」
「……違うよタスク。
すごいのは、"一人で二体ものデジモンを進化させて操ってること"だよ。」
メラモンはコアドラモンと並立し、その燃え盛る炎の拳をパキパキと鳴らす。
「人間界から来た子供達は、その相棒デジモンと共に戦ったって昔の文献に書いてあったけど、何体ものデジモンを戦わせたなんて文字はどこにもなかったから……」
「コアドラモン、メラモン！相手は完全体だ！油断するな！」
成都は二体に向かって叫ぶ。
二体は顔を見合わせて頷いた。
オオクワモンはその鋏のような手をコアドラモンに振り下ろしてくる。
「たるいぜ！」
それをひらりとかわすコアドラモン。
その隙に、メラモンがオオクワモンの手を踏み台にその顔面に向かって跳ぶ。
「バーニングフィスト！！」
メラモンの燃え立つ拳がオオクワモンの額にヒットし、乾いた爆音が鳴り響く。
「グ……！」
しかし倒れない。すぐさま今度はメラモンのほうへと攻撃してくる。
「ハッ！単純だぜコイツ！」
交代のように、コアドラモンが飛んだ。
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