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短編集
3続 赤司くん視点
「あの、赤司くんこれ僕からです。」

黒子は、顔を赤くしながらおずおずと掌くらいの袋を取り出した。
赤司は、見覚えがある袋から先程の黒子の行動の意味を理解し、思わず頬が緩むのを止められなかった。しかし、黒子は恥ずかしさからと不安から下を向いたままだったので赤司の表情にきずかなかった。

「その、あ、の、赤司くんの物と違って安物なんですいませんけど、う、受け取ってくれると嬉しいです。」

そんなこと気にしなくていいのにな
僕は、テツヤから貰ったってことが重要なんだから

「ありがとう、とても嬉しいよ」

中には、赤のブレスレットが入っていた。
黒子は、勢い良く顔を上げ満面の笑みを浮かべた。

「僕もとてもとても嬉しいです。」

あぁ、テツヤせ世界一可愛いな
誰にも見せたくない……
この腕に閉じ込めて置きたい。

ならいっそう
カンキンシテシマエバイイ
イッショウデラレナイボクトテツヤダケシカイナイバショニ……

「赤司くん?」

赤司の些細な変化に築いた黒子が不安気に赤司の顔を覗いた。

ハッ!

「心配しなくていいよ」

僕は、何を考えていたんだろう
そんなことしなくてもテツヤは、僕のなのに

“不安”なのだろうか?

「……テツヤ」

「はい、何ですか?赤司くん」

「愛してる」

不安がオサマラナイ

「僕もです。」

もっともっと確かな言葉でいってほしい。
足りない
足りない
タリナイんだテツヤ

「テツヤ」

赤司は、そう呟きそっと黒子を抱き締めた。

「きちんといってくれ、それじゃあわからない」

「赤司くん……」











[*帰る]

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