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短編集
2 赤司くん視点
テツヤと半年目の記念日を祝うため、僕の家にきた。

「じゃあ、そこらへんに座っててくれるかい?」

「はい」

テツヤは、緊張しているようだ。声が少しだけ強張っている。
そんなところも可愛いんだが

僕は、ケーキとジュースそしてテツヤにあげる予定のペアのネックレスを持って部屋にむかった。

部屋を開けるとテツヤは、ニマニマしながら何かを見ていた。

「テツヤ?」

僕が声をかけるとサッと手にあったものを隠した。

「赤司くん。あ、手伝いますよ」

「大丈夫だ。テツヤは、座ってろ」

「あ、じゃあお言葉に甘えさせて貰います。」

カチャカチャ

僕は、黒子の前の席についた。

「今日で付き合って半年が経った。これからもずっとずっと一緒にいよう、テツヤ」

「はい、こちらこそお願い致します。」

「「おめでとう」」

僕は、懐からネックレスの入った箱をだしテツヤに渡した。
これは、僕のだという印……
そして、僕の束縛の証……

「ありがとうございます。なにが、はいっているんでしょうか?」

テツヤは、嬉しそうにはこを見つめた。
僕の汚い考えなんて知らない無垢なテツヤ、僕が汚してしまうかも知れない。
それでもこの気持ちを無いことには、出来ない。

とてもとても愛してる。
誰よりも何よりも

「テツヤ、ちょっと貸してくれるか」

「はい」

黒子に上げたネックレスと自分のネックレスを持ち2つを合わせた。

カチ

ネックレスは、一つのハートを作った。

テツヤは、驚いて目をみひらいていた。

「すごいです」

「ペアのネックレスだからね
後ろを向いて、つけてあげるよ。」

「ありがとうございます。」

黒子は、後ろを向いた。

カチャカチャ

「よし、似合ってる」

「ふふ、ありがとうございます。
じゃあ、僕も付けますね。後ろを向いて下さい。」

僕は、後ろを向いた。後ろからは、金具の音が聞こえてくる。

「はい、できました。赤司くんもお似合いですよ。」

「ありがとう」











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あきゅろす。
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