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神様のプレゼント
*
次の日

目を覚ますと目の前にお父さんとお母さんが居ました。

「「秀!!」」

「お父さん…お母さん…」

なんて懐かしい光景なんだろう
沢山の事を聞いたり話したりしたいけど
始めに出てきた言葉は帰って来たことを実感できるものだった。

「ただいま」

多分涙でぐちゃぐちゃになっているであろう顔で笑顔を作った。

「「お帰りなさい」」

お父さんとお母さんは、これまでに見たどの笑顔よりも綺麗な笑顔で僕を迎えてくれた。

しばらくはお互いに抱き合って泣いていた。

あとで知ったことだけど、暁がお父さんとお母さんに知らせてくれたりしたそうです。

暁、有り難うございます。

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「お母さん
聞きたいことがあるんですけどいいですか?」

「ん?全然いいわよ!どんどん聞いて!」

お母さんはとても張り切って胸を叩いた 。

ゲホゲホ

まぁ、勢いがありすぎて噎せちゃたみたいだけど…(笑)

「大丈夫ですか?」

「だ、大丈夫よ!
さぁ、質問して」

本当でしょうか?

僕はそう思いながら、一番聞きたかったことを聞くことにした。

「えっと、じゃあ…暁から10年たったって聞いたんですけど、どうして僕が生きているんですか?
普通は死んでるはずじゃ…」

お母さんは少し悩んだ様子で顔をふかせた後此方を見た。

「驚かないで欲しいんだけど、秀が死んだと思われた時に秀の体が光に包まれてお医者さんも看護師さんも手を出すことが出来なかったのよ。」

驚きが隠せなかった
僕が知らないうちにそんな大変なことが起こっていたなんて…

「そ、うなん、です、か」

「驚くのも無理ないわ、だって自分自身に起きていることなのに、把握が出来ないのだから」

あっ!そう言えば、あの人(夢?であった人)が肉体の時間を遅らせてくれてるっていってました。

「動揺しちゃってごめんなさい」

「いいのよ!ゆっくりゆっくり慣れていきましょう」

「うん!
ねぇ、お母さん
此れからは、お父さんやお母さんそれに暁が過ごした10年間を知りたいです。
教えてください!」

僕たちの間に開いた時間のずれを元通りにしたいし、寂しいから

「そうよね
沢山有るから覚悟してね!」

「はい!!
わかりました!隊長殿!!」

僕はビシッと敬礼の真似をした。

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あきゅろす。
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