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神様のプレゼント
2

ふふふふ

「きちんと内容も聞かないで
即答するのはどうかと思いますよ?」

はっ!!

コホン

「す、すいません
すこし興奮してしまいました」

「いえいえ、全然大丈夫ですよ」

少し小馬鹿にしたしゃべり方でした。

喧嘩売ってるんでしょうか?

だが、彼は淡々と続きを話始めちゃいました。

「生き返るには生き返れるんですが、
幾つか条件等も在りまして……」

だから、僕も何事もなかったかのように話を続けました。

「条件?」

「はい、今から読み上げますが一応契約書にも書かれいることしか申し上げませんので不要でしたら
質問だけ受けとりますが、どうしますか?」

「あ、読み上げてくださるならお願いしたんですけど、いいですか?」

「はい、では」

そう言い、彼は契約の内容を読み上げていきました。

『契約

1、契約者を、もといた場所にもどします。
2、契約者は、一度此方の世界に訪れたことで契約者の身体は時間が止まってしまっています。
契約者の身体は成長することは条件を満たすまでありません。
3、強制的に送還されるで猶予が5年あります。
4、猶予のうち2年の間は自由に行動できます。
5、猶予のうち3年の間は、人間の負の感情から生まれる生物の駆除を仲間と共に行います。
6、もし、5年以上生き延びたいと願うのであれば、2にも記したように条件を満たさなければならない。
7、上記に記された条件とは‘契約者を取り巻く環境を良い方向へ変化させ、維持し続ける’
8、契約者は、生物の駆除をするため5年の間は
死ぬことが出来ない身体に作り変えられています。
しかし、病気や怪我などは防ぐことは出来ません。
#注意#
強制送還の時期が近づくにつれ、魂が此方の世界に戻ろうし、肉体から魂がぬけ仮死状態になることが頻繁に起こります。』

「以上です。」

な、長いですぅ
全部覚えていられるでしょうか?
不安です。

「質問は、ありますか?」

「あ、幾つかあります。
一つは、駆除しなければならないと記載されてますが、なぜ殺さなければならないんですか?」

「彼らは、この世界にいてはならない、人間が感情を豊かになったため生まれてしまった世界のカケラで、害しか与えない不要物です。今、貴方が住んでいたところは、彼らが溢れ上がっています。駆除しなければいくらでも増殖してしまい、世界が狂い壊れてしまうからです。」

「‘仲間’とは、僕と同じような人たちの集まりですか?」

「いいえ、貴方のような方はそのまま天国か地獄へいかなければならないのですが、何分人員不足で……
ですから、人員不足の改善のために選ばれただけなので全く種族が違います。」

何か、凄い事に巻き込まれてしまったみたいですよ。

「じゃあ、何で僕が選ばれたんですか? 」

「企業秘密です。」

えぇ!!会社だったですか?(←突っ込むのそこ!?)

そのあとも幾つか質問をしていきました。
彼は、嫌な顔せず快く答えていってくれました。

嬉しいな♪

「他にはありませんか?」

あ、そういえば最初に来たときから疑問があったんでし た!!

「あの、契約に関わらないことでもいいんですか?」

一瞬悩んだ様子だったが、即座に「いいですよ」と答えてくれました。

いい人です!!

僕ってかなり現金ですけど、開き直っちゃっているんであまり気にしないで下さいね

「貴方方は、何なんですか?」

死んでしまって、何もかも投げやりになりかけていた僕がまた前のように戻れたのは、偶然でもこの人のおかげなんですから一応聞いといて損はないと思いますし

「教えて下さい」

「すいません……
まだ、申し上げられません。」

残念なんでしょか?
柄にもなくかなり動揺してしまいました。

「そ、うです、か。残念です」

「質問は、終わりですか?」

「はい……」

「じゃあ、契約に移りましょう」

そう言い、契約書を置きナイフを出した。

「契約書の上に血をたらし『#:.//*@^?`』と、唱えて下さい。」


何て言ってるのかいまいちだったけど、見よう見まねでもいいんでしょうか?
取り敢えずやってみましょう!

「わかりました。」

つぅ

流石に少し痛いです。

一呼吸おいて……

スゥ

ハー

『#:.//*@^?』

パアッ
と光ったかと思うと、浮遊感が全身を襲った。
そして、僕が落ちているということを理解するまで時間がかかったのは、言うまでもない。

ウゥッワァァァァァァ!!

彼はにこやかに微笑んでてを振っていた。

「頑張ってきてくださいね
行ってらっしゃいませ。」

最期にその一言を聞き意識が途切れた。

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あきゅろす。
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