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神様のプレゼント
けいやく1
side【秀】

んっ

「ここどこ?」

そこは、真っ白な奥が見えない空間でした

「僕、死んじゃったんですね」

「お母さんにもお父さんにも暁にもちゃんとお別れ出来なかったな」

「……悲しめてごめんね……役にたたなくてごめんね……迷惑ばかりかけちゃったし……僕は本当に駄目なやつだったな……」

「そんなことありませんよ」

不意に声をかけられた

「誰ですか?」

「おや、驚かないんです」

でも、僕は驚かなかった

理由は簡単で

「まあね
だって、君はずっと僕の後ろに居たんでしょ?
僕が気づいてないと思ってたんですか?」

「そうですか
ふふふ 面白い子ですね。
あの方が気に入るのは無理ないですね」

相手はさも面白そうに笑い、最後に何か呟いた。

「そうですか」

僕は面倒くさくなり放置しましたが、本当は少しだけイラっときちゃいました。
あまり好きに慣れないタイプですし

「で?」

「は?」

本当に何なんでしょうこの人……

「だから、何か用ですか?
用がないなら帰って帰ってくれませんか」

「あぁ、そうでした。
実は貴方にとっても良いお話が有るんですが」

「何ですか?
生き返れるってぐらいじゃなきゃ意味ないですよ」

どうせ叶えられない

はぁ

僕は無意識に溜め息をはいた

「大当たりですよ」

「は?」

間抜けな声を出してしまいました

「だから、生き返れるんですよ」

「嘘つかないでください」

いくらなんでもその話でからかわないで欲しいですよ

「嘘じゃありませんよ
貴方は生き返れますよ
まぁ、強制的にですから拒否権はありませんが」

「断るはずないじゃないですか!」

僕の頬は思わず綻んでしまってニヤニヤしてて気持ち悪いことになってしまってるはずです

読者の皆様本当に申し訳ありません


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