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第12夜 アイコンタクト

 

ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッ



「聞こえる?私の胸の音…興奮しちゃってるみたい!!
エクソシスト
エクソシスト
エクソシスト



アレンの目の前に達嬉しそうにレベル2はニヤけた。

キモッ!!



「えぁううううう〜〜〜〜〜〜ううう゛〜〜〜〜〜〜っ!!」



うわぁ……即破壊したい。キモすぎる。俺が見てきたレベル2の方が絶対にマシだ。

アレンは驚いたようにレベル2を見つめている。



「ギャアアアアアアアアア」

「「!?」」



突如甲高いレベル1の鳴き声が響き渡った。それと同時に神田が建物から飛び降りた。



「六幻」



リンッとした神田の声が響き渡る。六幻を左に振り構えた。



「災厄招来!」



神田は横一線に六幻を振った。



「界蟲『一幻』!!」



その横一線から蟲が何匹も飛び出してきた。この世の虫では無い蟲が。
蟲はそのままレベル1を貫き消えた。神田はそのまま探索部隊<ファインダー>の傍に降り立った。



「あーっ!!?もう一匹いた!」



神田は六幻をしまい、瀕死状態の探索部隊<ファインダー>の前に膝まずいた。

え?俺は何してんだって?サボりに決まってる。全力で戦えない今、むやみやたらに出たら足手まといだしな。



「おい。あの結界装置<タリズマン>の解除コードは何だ?」

「き…来てくれたのか………………エクソシス…ト」

「早く答えろ。部隊<おまえたち>の死をムダにしたくないのならな」

「は…Have a hope<ハブ ア ホープ>“希望を…持て…”だ!」



そこでその探索部隊<ファインダー>の命は尽きた。神田は即座に結界装置<タリズマン>の解除に向かった。



「あ゛ーーーーーー!!人形ちゃんが…う゛〜〜〜〜〜〜う゛う゛〜〜〜〜〜〜」

「?」



アレンと神田をチラチラとどっちにしようか見ている。いっときすると、アレンを見定めた。



「こここ殺じたい、殺じたい殺じたい殺じたい殺じたい殺じたい!!!



アレンは静かにレベル2を見ていた。



「とりあえずお前を殺じてからだ!!」



あのレベル2最高にキモい。

その間に神田が結界装置<タリズマン>を解除した。



「来い」



神田はすぐに二人を抱え、俺が居る建物とは違う建物の上に飛び移った。



「そっちは後で捕まえるからいいもん!」



レベル2は威張るような格好で神田を見ながら言った。一方で、アレンは静かに神田を見上げた。



「助けないぜ。感情で動いたお前が悪いんだからな。ひとりで何とかしな」



どうやら俺の存在を完璧無視している神田。まさか、アレンに俺が居ること忘れられてないよな……。



「いいよ、置いていって。イノセンスがキミの元にあるなら安心です。僕はこのアクマを破壊してから行きます」



 ま さ か の 俺 の 存 在 忘 れ て る ! ?俺の存在否定かよ!?ついてきた意味ねーじゃん!
と、思ったが神田はアレンを見て後に、俺に目を向けた。

あぁ……言わなくても分かってるよ、神田。

軽く笑ってやると、フンッと顔を穏やかにしてから、神田は二人を連れてこの場から去った。




(『モヤシを頼んだぜ』)
(しかし…認めてるならモヤシと呼ぶなよな(苦笑))



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あきゅろす。
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