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第9.5夜 序章


 


―南イタリアマテールの地―



「よし結界に捕らえたぞ!!」

「死んでも出すな!!!」




「これでしばらくは時間が稼げますね、隊長」

「…どうかな。この数の結界装置<タリズマン>で足りるかどうか…中央の奴(アクマ)の姿を見ろ…あれはだいぶ人間を殺してやがる」



ドン



「!!」



『ヒャヒャ!ヒャヒャヒャヒャ!!私はアクマ!!!』


「ヤバイ…退避しろ!コイツ進化するぞ!!!」



『私はアクマ。ダークマターから生まれた新たな自我!!育んでくれてどうもありがとう…』




『レベルアップだ―』





























『うわあぁあぁ!!ダメだ、とてもかなわな………ザーーーー』

「隊長!!」

「耐えろ…もうすぐエクソシストが来てくれる」

『ザーーーー』

「それまでこのイノセンスは絶対守るんだ」







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