*僕が君と恋を始める日(黒バス 女主)
あ。。。
「今度練習試合をやる」
「え?」
それは本当に唐突だった。
「は?赤司お前夏休み中は試合じゃなくて練習するっつったろ?」
青峰君が不思議そうに聞く。
「ああ。最初はそのつもりだったんだが。ちょっと面白そうなことがあってな」
「説明するのだよ」
「別にいいじゃないか。」
クイッとメガネを押し上げる緑間君はどこか不服そうだった。
「まー。きっつい練習より試合のほうがまだましかもー」
あっくんは相変わらずもしゃもしゃお菓子を食べてる
「あっくん、口の周りにお菓子ついてるよ」
「え〜?とってー」
「鏡かしてあげるから自分でとりなよ」
「めんどくさいしー。ウサギちんがとってよ」
んー。と私に顔を近付けてくる。
「もう子供じゃないんだから」
と言いつつ綺麗にしてあげる私って…。
「ありがと〜」
まあ、試合をするならどんな相手か確認しておこう
…あ、れ?
これって。
もしかして
次の練習校の情報ページに載っていた名前。
高尾和成
私がよく知っている人物だった。
その時僅かに笑う赤司君と目があった気がした。
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