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*僕が君と恋を始める日(黒バス 女主)
あなたは



「久しぶりだなぁ。」



「…」



なんて言えばいいのだろう。




「きーてんのかよ?ウサギ」



よりによって今日は学校でもないしとカラコンもカツラもしていない。


どうせ周りは今日だけ



そんなことを思って出てきたのが悪かった。




「髪伸びたな」



さらっと私の髪に指を通してきた。




体が動かない。



「なんとか言えよ…なぁ」



怖い怖い怖い


私に触らないで





「相変わらずその目」



「『血の色みてぇ』」




ズキン




過去と今の彼の姿が被って見えた。



「今でもいじめられてんのか?」



『俺にあんま近付くな』




「さっきからシカトかよ」





『役立たず』







イヤだ聞きたくない。やめて



じわりと目元があつくなる。





やっぱり今の彼も昔の彼も苦手だ。





彼は意味が分からなかった。



家だと私にとっても優しいくせに学校に行くといつも私をいじめてきた。



私はそんな彼の心情なんて知らない。




「人違いです」



さっさと行ってしまおう。




「…お前「ごめんごめん待たせちゃった?」はぁ?」



突然私の視界から彼は消えて変わりに黒



「俺に合わせて」


ボソッと言われた言葉はきっと私にしか聞こえてない。


一体この人は?



「っ!!」



それは見覚えのある顔だった。






__________________________________________________



すみません。


彼の口調がよく分からなくなってきました。



そしてあの人がやってまいりました。






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あきゅろす。
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