*僕が君と恋を始める日(黒バス 女主)
に
「えーと・・・?」
「あ、れ?もしかしてファンの子じゃないんスか?」
「ファン?」
誰のファン?
!この目の前のカッコイい人のことかぁ〜。
「もしかして俺の事知らないとか?」
「・・・私達どこかで会いました?」
「・・・・・えええぇぇ!!?」
いや、え?誰?知らない知らない。こんなイケメンな知り合いいないもん。
「俺結構有名なのに!俺の事知らないんスか!?」
がっくがっく私の両肩を揺らしてきた。
新手のいじめですか!?
「ちょっと!なんなんですか!」
こっちは、初1人お弁当。をやろうとしてたのに!!
「すいませんッス。でもでも!本当に俺の事知らないんスか?」
「知らないです。ごめんなさい」
「ファッション雑誌にすっごく載ってるのに!」
「雑誌とかは料理とかお裁縫とかしかあまり見なくて」
ガーン
まさにそんな音がピッタリで彼は体育座りをし始めてしまった。
「え、あ、とじゃあ!!お名前を教えてください!」
「黄瀬 涼太ッス」
声が弱々しい!
「黄瀬君!じゃあ今から私黄瀬君のファンになるから!雑誌とか見て勉強するから!」
「・・・・・・・」
わー。すっごく笑顔でこっち振り向いたー。
「本当ッスね!?本当の本当ッスね!?」
「うん。」
「よっしゃー!じゃあ特別に明後日発売の雑誌に載るやつの紙じゃなくてサインいりの写真あげるッス!」
なんで、こんなの持ってるの?
「そうだ!じゃあ色々グッズが出る時情報提供をいち早くお伝えするためにアドレス交換しようッス!!」
「うんいいよ!はい。」
「っと。よし…あ。名前聞いてなかったッス」
「白兎 ウサギ。」
「ウサギっちッスね!」
「ウサギっち?」
「俺、認めた人には《っち》て付けるんス。この学校ではウサギっちが一番ッスよ!」
「わー。嬉しいなぁ」
「でしょでしょー?」
「うん。」
「じゃあ、また連絡するッス〜!」
「はーい」
とヒラヒラ手を振る。
なんか、大型犬みたいだったなと思いつつ私はお弁当を食べ進めた。
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