*僕が君と恋を始める日(黒バス 女主)
ちんもく
ダァンッ!!!
「!!?」
いきなりの大きい音に心臓が止まるかと思った。
「?誰だよ」
なんで清志さんはそんな冷静なんですかー!
「よォ」
「あ、大輝君」
どうやら音の正体はこの人だったようです。
「……じゃ、俺はとりあえず今日のところは帰るわ」
しばらく大輝君と睨み合った後、清志さんはこちらを向いてニカッと笑い私の頭を撫でて病室から出て行った。
「…誰だよ」
「え?」
「さっきの奴だよ」
「えーと、勉強とかでお世話になってる人なんだ。あ、あとバスケもたまに教えてもらってるんだ」
「…勉強ならっ、緑間とか赤司に教わればいいだろ!バスケだって、俺が教えてやるよ!」
…どーしたんだ。急に。
「おい、病室て何大声出してるんだ。まったく」
征十郎君の声が聞こえたと思ったらズラズラと色んな人が病室に入ってきた。まあ、いつもの部活メンバーです。
…しばらくの沈黙の後
「ウサギっち!!」
「ウサギ!!」
ぎゅむっと涼太君とさつきちゃんが左右から抱き付いてきた。
「も〜、心配したんすよ!」
「ありがと。ごめんね。」
うん。心配してくれてありかとう。
だけどさ、征十郎君の視線が痛い。
絶対怒ってるってあれ。それに大輝君もさっきから黙ったままだし。
…はぁ。
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